2012.12.06(Thu) 岡田 真理

紅茶には疲労回復効果アリ?

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〔PHOTO〕gettyimages

 紅茶というと、あまりスポーツとは縁のない飲み物のように思える。関連性のある競技を挙げるとすれば、英国生まれのスポーツであるクリケットだろうか。クリケットには、試合のインターバルなどにティータイムがあるらしい。ワンデイマッチやツーデイマッチなど、試合時間が長くなるゲーム形式の際には、数時間に一度ティータイムを設け、選手同士で談笑したり、リラックスしたりするのだそうだ。なんとも英国生まれらしい、優雅なスポーツである。

 このクリケットの場合のように、やはり紅茶というと、リラックスタイムや社交の場でゆっくり飲むものという印象が強い。紅茶にはカフェインが含まれているが、同じく含まれているアミノ酸とタンニンがカフェインの刺激を抑えるため、興奮作用は弱まり、むしろ精神を鎮静させてくれるのだという。リラックスや談笑にはもってこいの飲み物というわけだ。ハーブティーなども気持ちを落ち着かせてくれる作用が強いため、緊張をほぐすために飲んでいるアスリートもいるかもしれない。

 また、カフェインは運動中に皮下脂肪の燃焼を促進する効果もあるのだとか。「有酸素運動をやる場合は、最低でも20分くらい続けないと脂肪が燃えない」という話を聞いたことがある人もいるだろう。しかし、運動前にカフェインを摂取することによって、脂肪が先に燃えやすくなることが明らかになったそうだ。紅茶がダイエットによいといわれているのは、この効果があるからだと思われる。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。