最高のアドバイザーが新著で教える
「資産を増やすより減らさない老後」のつくり方【第1回】

平山賢一(東京海上アセットマネジメント投信チーフストラテジスト)

老後の準備の鉄則は、「増やすより減らさない」こと

『「増やすより減らさない」老後のつくり方』著者の平山賢一氏

 昭和22年(1947年)生まれは、団塊の世代のトップランナー。出生者数が多く、国民の30人のうち1人は、1歳未満の新生児だった時代です。昭和22年(1947年)から昭和24年(1949年)までは、総人口に占める出生者数が3パーセントを上回っていたのです。

 団塊の世代の人々が、生産年齢人口から老年人口に移行するのは、1947年+65歳=2012年。まさに今年は、そのピークを迎えているのです。

 住宅ローンを完済し、退職金は得たものの、老後のためにどうしたらよいのか、迷っているのが現状という人も多いことでしょう。なかには、相続を受けて、思いのほか財産が増え、「人生における富裕層(人生の中で最も裕福な時を過ごしている人々)」として、今まで経験したこともない資産を手にして、右往左往している人もいるかもしれません。

 この世代は、高度経済成長と1980年代のバブルを経験してきただけに、社会全体が「拡大」していくことに慣れ親しんできた世代でもあります。金融資産も預貯金で貯めておけば、「増える」ことが当たり前とされてきた時代。

 ところが、落とし穴が待っていました。1990年以降、株価はつるべ落とし。金利も下がり、いくら貯蓄しても増えることが期待できないのが現状です。金融資産が増えないことにヤキモキして、焦ってしまっているのではないでしょうか?

「増やすより減らさない」老後のつくり方
著者:平山賢一
講談社+α新書 / 定価880円(税込み)

◎内容紹介◎

「増やすこと」ばかりを追い求める投資術は、これからお金を蓄える人のやること。年金生活も視野に入る50、60代の投資のキーワードは「減らさないこと」。とはいえ、減らさないために節約してばかりでは充実した老後も覚束ない。「減らさない」投資、資金運用で「買うチカラ」を維持、拡大していくことが、せっかく築いた金融資産を上手に活用する最善の道。東京海上アセットマネジメント投信の敏腕ファンドマネージャーが説く、デフレ時代の必勝資産運用術!