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NHK森本アナ事件「夫が痴漢で逮捕」妻の決断は? 即刻離婚?それとも一度だけなら許す?夫婦が試されるとき

 なんであの人が?森本アナもそうだが、痴漢で逮捕されるのは普段真面目な人が多いという。だから妻はなおさらつらい。会社に言うべきか、子供にどう伝えるか。夫を救うも見捨てるも、すべては妻次第。

悪夢のような一本の電話

 JR新浦安駅近くのベイエリアにそびえ立つ高層マンションで、NHKの森本健成アナ(47歳)は妻、息子、二人の娘と幸せに暮らしていた。

 あの夜までは---。

 11月14日午後8時前、森本アナは東急田園都市線で11分間も23歳女子大生の胸を揉み続け、強制わいせつ容疑で現行犯逮捕された。

 森本アナの帰宅を待っていた妻に、逮捕を知らせる電話がNHKから入ったのは、その数時間後だった。

「奥さん、落ち着いて聞いてください。森本が警察に逮捕されました」

 NHK関係者によると、逮捕容疑が電車内での痴漢だと知り、森本アナの妻は「本当ですか?」と呻いて絶句したという。

 逮捕翌日の午後2時頃、大きな荷物を抱えて出かける妻の姿が近隣住民に目撃されている。着替えを玉川署に届けるためだった。

「玉川署による取り調べの最中で、容疑をまだ認めてなかったから、奥さんは容疑者に会えなかったはずです。強制わいせつの場合、容疑者が否認すると自宅にガサ(家宅捜索)を入れることがある。証拠隠滅の指示をされる恐れがあるので、否認の段階で被疑者と奥さんを会わせることはない」(警視庁捜査員)

 東京地検は「逃亡の恐れがない」として16日に森本アナを釈放したが、捜査は続いている。本誌の取材に、妻はこう語った。

「(夫のことで)お騒がせしてすみません。私は何もわかりませんので、もし何かお知りになりたいことがあるなら、NHKにお聞きください」

 妻の言葉から、森本アナのケースは、家族ではなくNHK主導で事後処理をしていることがわかる。

 森本アナが朝番組の司会を務める「有名人」で、NHKが局のイメージをこれ以上損ないたくないからだが、企業に勤めるサラリーマンの場合は、家族が事後処理に奔走することになる。痴漢事件に詳しい桐生貴央弁護士が言う。

「通常は、奥さんには警察から淡々と連絡が行き、そこでパニックに陥ることになります。冤罪にせよ、本当にやったにせよ、痴漢で捕まると社会的地位を失う可能性がかなり高い。奥さんが一人悩んでも状況は好転しないので、一刻も早く信頼できる弁護士に相談するべきです」