歳川隆雄「ニュースの深層」
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安倍自民の単独過半数もありえる!? 政権公約に「自主憲法制定」を盛り込んだ維新が加わり、参院選後に「自公維」実現の可能性も

2012年12月01日(土) 歳川 隆雄
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11月30日、日本記者クラブ主催の党首討論会に望んだ与野党11党首〔PHOTO〕gettyimages

 12月4日の衆院選公示を前にして離合集散を繰り返した第3極は、嘉田由紀子滋賀県知事を代表とする「日本未来の党」が11月28日、東京都選挙管理委員会を通じ総務省に新党設立を届けたことによって、「日本維新の会」(代表・石原慎太郎前東京都知事)、「みんなの党」(渡辺喜美代表)の3分化で決着した。これによって、16日投開票の総選挙は12党の争いとなった。

民主党が辛うじて比較第2党の座に就く

 先ずは、維新。代表代行の橋下徹大阪市長が旧維新の党綱領「維新八策」を相次いで骨抜きにして保守色の強い旧「太陽の党」の政治路線に譲歩を重ねたことで支持率低下は必至と見られていた。だが、直近のマスコミ各社の世論(トレンド)調査の結果を見る限り、『朝日新聞』を除く『読売新聞』、『日本経済新聞』、共同通信社、NHKなどでは衆院比例代表の投票先について、維新が民主党(代表・野田佳彦首相)を上回る第2位につけた。

 個人的に信じ難いところではあるが、石原・橋下の双頭体制が奏功しているということになる。維新のもともとの金城湯池である大阪19選挙区中、維新は公明党(山口那津男代表)と4選挙区で候補者調整を行なっており、残る15選挙区に候補者を擁立している。そのうち最大12選挙区で議席を獲得できるとの予測すらある。

 その他の近畿圏でも滋賀4区に立候補している岩永裕貴氏(岩永浩美元農水相の息子)の当選が有力視されるなどプラスαが見込まれる。それ以外に旧太陽の党からの合流組の平沼赳夫元経産相(岡山3区)と園田博之元官房長官(熊本4区9)の2人が当確である。選挙区での15議席前後と比例での50議席プラスαを合わせると60~65議席が目の子の数字である。容易ではないが、アッパーモーストで70議席だ。

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