宮台真司 × 安藤美冬 【第1回】
〈自分探し〉と〈世界探し〉、どちらに意味があるのか?

[左]宮台真司さん(社会学者、首都大学東京教授)、[右]安藤美冬さん(spree代表取締役/フリーランス)

ピースボートに乗ってみた理由

安藤: こんにちは。今日は「安藤美冬流 21世紀の歩き方」の第4回のゲストとして、社会学者の宮台真司さんにお越しいただいています。

宮台: こんにちは。よろしくお願いします。

安藤: 私、これまでにいろいろな本を読んできたんですけど、最近読んだ中では、宮台さんの『きみがモテれば、社会は変わる。』が圧倒的に面白かったんです。

宮台: あの本の原稿は、行く先々に編集者が張りついてきて、僕がちょっとずつ書いて渡していったという・・・。まさにノマド流でできた本ですね(笑)。

安藤: ハハハ。

宮台: どこに行っても編集者が待ち構えているので困りました。

安藤: そういえば宮台さん、一昨日までピースボートに乗船されていたんですよね。

宮台: はい。親友のK DUB SHINEさんとか有名人が数人乗っていましたが、以前と違って左翼臭はありません。かつてのピースボートは左翼的でしたが、現在の吉岡達也さんが代表になってから、意識的に脱イデオロギー化しました。

 だから逆に、乗船した人たちの間に共通前提がなく、バラバラになっていないかと事前に危惧しました。それも含めて、どんな問題があるのかを発見して吉岡さんに伝えるつもりで乗船しました。実際、いろんな問題がありました。