田中克郎 第3回 「予防法学を学ぶため、英文の履歴書を初めて書いてアメリカ人の法律事務所でイソ弁に」

撮影:立木義浩

第2回はこちらをご覧ください。

シマジ 田中先生は男としてタフネスと優しさを両方兼ね備えた魅力的なオーラがムンムンしていますね。しかも声も笑顔もじつにいい。

立木 先生はレイモンド・チャンドラーの「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、生きている資格はない」を地でいっているんですね。

田中 いやいや。

シマジ テレビに出たら、たちまち人気者になるでしょうね。

田中 わたしは目立つことが大嫌いなんです。だから本だって1冊も書いていません。

シマジ おれもテレビはすべてお断りしている。

セオ シマジさんもテレビに出たら人気者になりますよ。

シマジ おれは顔を易々と売りたくないんだよ。

立木 シマジはまだ夜陰に乗じて悪いことをしようって魂胆なんだろう。でもテレビはやめたほうがいい。先夜、シバレン先生がおれの枕元にお立ちになり、「シマジにいっておけ。テレビには出るんじゃない、とな」と仰っていた。