安倍自民党の最優先課題は「新しい自民党」の確立だ! 「古い自民党」からの抜本的な変革なくして政権奪還なし!
〔PHOTO〕gettyimages

 自民党政権奪還のチャンス。その前に、安倍総裁誕生で自民党再起動。

 "自民党政権に戻って良かった!"と心の底から思われる自民党に。

 「元祖・党改革」の安倍晋三が、世代交代、実力本位の登用などを進め、もう一度信頼に足る自民党を、創り直します。

 これは、安倍晋三・自民党総裁が誕生した今年の9月の総裁選で配布された安倍マニフェストの、末尾に記載された文言だ。私は安倍選対では政策担当責任者として、マニフェストづくりを支える立場であったため、この箇所については特段の思い入れがある。

 先週16日に国会が解散され、私も含め全衆議院議員が失職し、来月16日に予定される総選挙を迎えることになる。「選挙の洗礼」を受けて、再び永田町で仕事ができるのは何人いるのか。何度経験しても、選挙を前にすると、緊張感が走る。

 今回、我々が選挙戦に臨む際、決して忘れてはならない事は、「なぜ自民党は2009年の総選挙で政権を失ったのか」ということである。それに対する真摯な反省と、精緻な分析なくして、民主党の敵失に浮かれていては、再び国民にそっぽを向かれることは必至だ。

 自民党が、離れつつあった国民一人ひとりの心をつなぎ止め、再び国民の意識の中で政権政党選択肢として本格浮上し、政権奪還を果たすには、自らの過去の総括に基づき、その良き伝統は守りながらも、「自民党は変わった」と国民に思ってもらうこと、そのためには聖域なき抜本的党改革断行への決意を示さねばならない。

国民意識に立ちかえり「真の国民政党」へ

 自民党が有権者の支持を大幅に失ったのは、自民党が国民の不安や痛みを十分共有していないのではないか、国民一人ひとりの心とつながり、相互コミュニケーションを図ることが思うに任せられないようになってしまったのではないか、との負の評価だったと思う。

 すなわち、自民党は長期にわたり政権を担当する中で、ダイナミックに変わりゆく国内外の諸情勢に対し、新たな国家ビジョンや新たな政策体系を明確に打ち出すことなく、特定業界や特定集団の利益を重視している、との印象を持たれてきた。また、生活者、消費者、患者、そして弱者の声を直接聞き、取り入れる姿勢に欠けている、との厳しい目線に晒されるようになってきた。国民意識から離れ、敷居の高い政党となっていたかも知れないことを率直に認めざるを得ないだろう。

 ここで表面だけ取り繕う改革を行っても、断たれた国民との絆やコミュニケーションチャネルの再生は果たせない。断行すべきは、強く、開かれた日本の復活に役立つ「真の国民政党」、すなわち「生活者のための政党」、「中小・零細企業のための政党」、「地域のための政党」など、あらゆる国民から生の声を吸収でき、透明な意思決定を持ってそれらの声にスピーディーに政策で応えられる、新しい自民党への生まれ変わりだ。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら