山田久志氏と「韓流スター」イ・テソン氏が被災地支援のためにサクラを植樹。二人を結びつけた「あるイベント」とは

 11月12日(月)、雨の宮城県多賀城市。山の上にある野球場に、元阪急ブレーブス監督の山田久志氏の姿があった。現役時代には12年連続で開幕投手を務めた伝説のアンダースロー投手が、なぜ東北の小さな町のグラウンドにいるのだろう。

 しかも、山田氏とともに、韓流スターのイ・テソン氏の顔も見える。イ・テソン氏は新大久保駅で線路に転落した日本人を助け、自らが犠牲となった韓国の留学生を描いた映画『あなたを忘れない』に主演した、日本でも人気の俳優だ。

 さらにいえば、そのグラウンドでは野球の試合が行われているわけではない。それどころか、もう1年以上も球音が途絶えている。多賀城市では昨年の東日本大震災で3分の1の地域が津波によって被災したからだ。グラウンドには、いま、家を失った被災者のための仮設住宅が建ち並んでいるのだ。

 実をいえば、山田氏が多賀城市を訪れたのは、サクラを植えるためだった。山田氏の傍らには、現役時代に守備の名手と呼ばれた本西厚博氏(前楽天ゴールンイーグルスコーチ)、元日本ハムファイターズのエース西崎幸広氏や元近鉄バッファローズ投手の佐野慈紀氏らが顔を揃えており、この錚々たるメンバーは11月24日(土)に、韓国の人気俳優キム・スンウ氏率いる韓流のスターチーム「PLAYBOYS」と、東京ドーム(東京都文京区)で対決することが決まっている。

 東日本大震災被災地支援のチャリティマッチとして、プロ野球OBチームと韓国トップスター軍団による日韓交流戦が開催されるのだ(韓流エキサイティング・エンタテインメント・フェスティバル in 東京ドーム2012)。その試合に先立って、OBチームの監督を務める山田氏と、トップスター軍団の主力メンバーであるイ・テソン氏らが、植樹イベントのために多賀城市を訪れたというわけだ。