ゴルフ
日本経済の歩みに倣う
日本ゴルフ界の過去・現在・未来。
防げ、Japan Nothing!

今季の賞金ランク108位相当で、米ツアー正式メンバーとなり、 来季から本格的に米ツアーに挑む石川遼

文/舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)

3つのフレーズ

 米ツアーの2012年シーズンの全大会が終了した今、妙なことに気が付いた。

 ここ数十年を振り返ってみると、日本のプロゴルフ界の世界における位置づけは、何やら日本経済のそれと、そっくりなのだ。

 米国の経済界から見た日本の位置づけを言い表す、こんなフレーズをご存じだろうか。

ジャパン・バッシング(bashing)
ジャパン・パッシング(passing)
ジャパン・ナッシング(nothing)

 ワシントンDC界隈では、嘲笑的意味合いを込めて、当然のごとく口ずさまれてきたフレーズだ。

 米国内で日本車や日の丸の焼き討ちが頻発した80年代から90年代初期。ジャパンマネー、エコノミックアニマルなどと日本が叩かれたあの時代はジャパン・バッシング。

 だが、中国が著しい経済成長を遂げて台頭してきた2000年代に入ると、米国は日本をパスして(通り越して)中国へ目を向けるようになった。それが、ジャパン・パッシング。

 そして2010年以後、日本の存在感はさらに薄れ、今や日本は米国の眼中にない無の存在。文字通り、ジャパン・ナッシングと化している。

 こうした経済の動向とは少々のタイムラグこそあるものの、この3つのフレーズは、そっくりそのままゴルフ界の動向に当てはまる。

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