家計のカリスマが新著で教える「必ずお金が貯まる100の方法」 ~『「これ」で、貯めてもらいます。』著者:横山光昭

家計の再生には「気づき」が不可欠だ

 「楽をしてお金が貯まる秘訣はないか?」

 相談者はもちろん、メディアの取材でも、私はよくそうした質問を受けます。

 しかし、残念ながらそんなものは世の中にはありません。あれば私が教えてほしいくらいです。無駄な出費を極力減らし、余ったお金を確実に貯める。それ以外に貯金を増やす方法などあるはずがないのです。

 では、どうすれば無駄遣いを減らせるのか。これが簡単ではないから、みなさんも悩んでいるのでしょう。しかし、これに対する答えも私が教えられるものではありません。自分自身で発見するしかないと思っています。人それぞれ、性格も違えば、収入や家族構成も異なるため、各自にとって最適な方法も違ってくるからです。

 その意味で、家計の再生には「気づき」が不可欠であり、それがすべてと言ってもいいでしょう。私がかねがね提唱している「消費、浪費、投資」のモノサシで支出を管理する方法や、マネー生活を見直すための「90日貯金プログラム」も、すべては自らを見つめ、自らのお金の使い方に気づくための仕組みとして提案してきたもので、決して貯金を増やす特効薬や処方箋ではないのです。

『「これ」で、貯めてもらいます。』
著者: 横山光昭
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 この考え方自体は、昔も今も最良の道だと信じています。しかし、この方法に大きな難点があるのも事実です。それは、「自ら気づくまでに一定の時間が必要になることが多い」という点です。

 過去の経験から言えば、もっとも短いケースでも90日、つまり「90日貯金プログラム」一回程度の時間がかかります。普通はこれを数クール繰り返しながら、徐々に自分の問題や、それへの対処法を見つけるものなのです。

 経済的に余裕のある時ならば、自ら気づくまで根気よく待つこともできるのでしょうが、今の時代、そんな余裕はありません。デフレで収入は減る一方、社会保障費の負担は増えるばかり。消費税の増税も間近に迫ってきました。まさに、待ったなしの状況なのです。