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トンデモない国・中国よ日本は負けない 11・8中国共産党大会 胡錦濤×習近平 権力闘争の全内幕
共産党大会は毎回波乱が起こる(写真は'07年の中国共産党大会)〔PHOTO〕gettyimages

「平民宰相」というニックネームの温家宝首相の一家が、2150億円も密かに蓄財していたと暴露され、中南海は騒然!しかもリークしたのは、〝政敵〟の「あの後継者」の一味というから穏やかでない。

「宝石界の女帝」と呼ばれて

 本誌の取材によれば、温家宝夫人の張莉は毎日、北京で最高幹部の職住の地である「中南海」にある国務院総理官邸から、北第三環状線沿いにある北京最高級オフィスビル「北京グローバル・トレードセンター」の高層階にある自社のオフィスに通っている。日系企業では唯一、電通がこのオフィスビルに入っている。

 張蓓莉が黒塗りの車から降りて来ると、10人ほどの警備員がものものしく警備をし、周囲の人を払ってエレベータまで見送る。全身を高級宝飾で固めた彼女はまさに、「中国宝石界の女帝」と呼ばれるにふさわしい。何せ中国が輸出入する宝石の一切合切の権益を、一手に管理しているのだ。

〈総理一家の隠し財産〉

 このような物騒なタイトルの長文の記事が、10月26日付の『ニューヨーク・タイムズ』紙の一面トップを飾った。「総理」とは、中国国務院(中央官庁の総称)総理の温家宝(70歳)のことである。

 この記事は、中国で〝平民宰相〟とのニックネームを戴く清廉潔白なイメージの温家宝首相一家が、裏で日本円にして計2150億円もの蓄財に励んでいることを暴露した。その概要は、以下の通りだ。

○母・楊志雲 中国最大の保険会社・平安保険株の上場前取得などで1億2000万ドル(約96億円)。

○弟・温家宏 都市の汚水・医療ゴミ処理利権などで2億ドル(約160億円)取得。

○妻・張蓓莉 '99年に自身の会社・中宝ダイヤモンドを上場させて800万ドル(約6億4000万円)取得。友人を通じて平安保険の未上場株3%を格安で買い、37億ドル(約2960億円)を得る。昨年、この友人の会社を通して、北京首都国際空港付近の土地をシンガポールの会社に転売し、約4億ドル(約320億円)を得る。

○息子・温雲松 自分の会社を香港ナンバー1の富豪・李嘉誠一族に売って1000万ドル(約8億円)取得。'00年に香港ナンバー2の富豪・鄭裕彤一族から500万ドル(約4億円)を提供され新会社設立。'05年に別の新会社を創って日本のソフトバンクなどから計1億ドル(約80億円)を提供される。他に、四環医薬の未上場株9%を取得し、4650万ドル(約37億円)を得る。

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