経済の死角

第3部 自分のクビを絞めていることに気づかないおバカな国よ 中国経済はこんなにボロボロになっていた デモをあおって自業自得

暴走する「反日」のウラ側で

2012年11月08日(木) 週刊現代
週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

「今回の反日運動で、日本の自動車メーカーは多大な影響を受けていますが、同時に中国の自動車メーカーも相当な打撃を被っています。

 たとえば反日運動が激しかった時期(9月18日~10月3日)の株価を見ると、日産自動車と中国で合弁を組む東風汽車という自動車メーカーの株価の下落率は、日産のそれより大きかった。日産は中国での部品調達率が70%以上で、メンテナンスもディーラーも中国企業が行っている。日産は9月の中国での新車販売台数が前月比で約35%減りましたが、これは同時に、中国企業のクビを絞めることにもなっているのです」(日系証券会社の中国株アナリスト)

 中国の経済成長は投資と輸出に依存してきた。海外の企業が中国国内の生産拠点で生産したものを世界に輸出するモデルで、驚異的な経済成長を遂げた。しかし、全土で起こった激しい反日運動が、急成長に水を差す結果につながっている。中でも進出数が世界一の日本企業は1000万人規模の雇用を支えているため、日本製品の減産によって中国経済が大打撃を受ける。

「日本の自動車メーカーなどが現地工場で減産を始めれば、中国人の雇用にモロに影響が出る。もちろん輸出も落ち込むことになるので、中国経済にとってはダブルパンチとなる」(日本総研理事の湯元健治氏)

 それでも中国人たちは、反日活動をやめようとしない。タクシー運転手は日本人とわかると乗車拒否、中共中央宣伝部からは各テレビメディアに、日本の俳優やタレントを使うなという指示が出ている。

「日本製品の不買運動もかなり激しくなっており、すでに日本製の自動車に乗っている人はメーカーのエンブレムが見えないように『尖閣は中国のもの』というステッカーを貼っているほどです」(日本僑報社編集長の段躍中氏)

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