160キロ右腕(花巻東)大谷翔平を決意させたドジャースの戦略
会見から2日後、大谷を直撃。本誌がプレゼントした英会話の参考書を手に、記者に丁寧に頭を下げた〔PHOTO〕村上庄吾
会見には父の徹さんも同席。父子ともに視線を上げながら、一つ一つの言葉を嚙み締めるように話していた〔PHOTO〕村上庄吾

 10月21日、会見を開き、メジャー挑戦を表明した花巻東の160km/h右腕・大谷翔平(18)。その2日後に日本ハムが「大谷1位指名」を表明するというサプライズはあったが、本人の意志はメジャー挑戦で固まっているという。同校の佐々木洋監督は会見後にこう語っている。

「3年前の雄星(菊池、西武)の時は、本人がメジャーに行きたがっていたのに、なんとなく私自身の身を守るために『日本のほうがいいんじゃないか』と勧めてしまった。ですから今回は、最終的に本人がやりたいところでやらせたかった」

 同監督が言う「身を守る」とは、有望な高校生を海外に流出させることに対する日本球界からの強い風当たりからだ。また、高校生が海外挑戦した場合は「契約満了後3年間は日本の球団と契約できない」というリスクを負うことになる。

 そうした向かい風に屈せずメジャーに挑む大谷だが、はたしてどの球団と契約するのか。「大谷にとっては『メジャー=ドジャース』なんです」と語るのはナ・リーグ某球団の現役スカウトだ。