国内フェイスブック利用者2000万人を控え、注目すべきリスト機能

フェイスブックのリスト作成ページより

 既に活用している方には「何を今更」、と思われるかもしれません。ただ、このフェイスブックの「リスト機能」、みなさんは日常的に活用していますか?

 私自身も実はつい最近まで積極的に活用はしてなかったのですが、米国著名ブロガーのロバート・スコーブル氏の以下のフェイスブックでの投稿を目にする機会があり、この考え方を改めようと思った次第です。

 「先週フェイスブック上で800ものフェイスブックページを『unlike』したらニュースフィードがとてもすっきりしたよ。また全ての友達を『親しい友達』『知り合い』『家族』のリストにいれたんだ」

 また「Facebook lists make Twitter and Google+ lists look lame in comparison」と題したブログ投稿では、ツイッターのリスト機能はひとつにつき500アカウントの上限があるけれど、フェイスブックには上限がないことを指摘しています。

 彼が作成した「スタートアップ」と題するフェイスブックリストには現在1650ものスタートアップ企業のフェイスブックページが登録されていて、常に最新情報を閲覧することが可能です(リスト購読者数約3,700人)。

 その他、以下のようにリストも複数作成し、それぞれ数多くの人に購読されています。

テクノロジー系の投資家(登録者数513名。リスト購読者数約4,800人)
テクノロジー業界の著名人(登録者数114名。リスト購読者数約6,700人)
テクノロジー関連ニュース(登録アカウント数500。リスト購読者数約5,200人)
テクノロジー系大企業(登録企業数約110名。リスト購読者数約1,200人)

 自らテクノロジー・ギーク(おたく)を自称している、フェイスブックでも約41万人にフィード購読されているスコーブル氏の活用法が一般の人に必ずしも当てはまらない、と考える方も多いことでしょう。ただ、日本国内でもフェイスブックの利用者が現在約1,635万人(世界17位)と急成長中であり(ソーシャルベーカー調べ)、2013年初旬には2,000万人に達する可能性が推測される中、こうした効率的な利用法、テクニックはより多くの人に求められていくのではないかと私は思います。

日本国内のフェイスブック利用者の状況(過去6ヵ月間)---ソーシャルベーカー

フェイスブック利用者の急増によるソーシャルメディア疲れを回避するために

 ソーシャルメディアサービスの統計・解析ポータルサイト、ソーシャルベーカーによると、日本国内におけるフェイスブック利用者の数は直近3ヵ月で612万人の増加数(世界ランク5位)で、増加率も59.82%でなんと3位(同じく直近3ヵ月)ということで、急速に普及が進んでいるようです。

 こうした急速な利用者の増加による盛り上がりが見られる一方、多種多様な人とフェイスブックで交流する機会が今までに以上に増え、ストレスを感じ始めている方も見受けられます。

 職場の上司、取引先、家族・親戚、イベントなどで1回あっただけの方など、数多くの「友達」が繋がることで、プライベートな投稿などがしにくくなった、という声はよく聞かれる悩みのひとつです。以下の調査結果の中のフェイスブックの利用状況に関するグラフはそうした状況を強く反映しています。

●「予想通りのLINE躍進! 2012年9月最新版、ソーシャルサービス認知率レポート【マクロミル調査】」 In the loop 10/30/2012

マクロミル社調査結果より
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 紫の部分は「利用していないし、今後も利用したくない」という回答をした方で、2011年5月から一貫して40%~45%の大きな層を形成しています。同時に注目すべきなのは赤の部分、「現在利用していないが過去に利用していたことがある」と回答した方です。今年の8月から9月の間に3.2%から6.1%へとほぼ倍増しています。

 同記事の著者である許直人氏は以下のように分析しています。

 「利用者数が増えている中で利用を止めた層が上昇するということはサービスの継続率に問題があるということです。紫の層が減少しないのはバイラル率に問題がある可能性を示しており、『継続率』『バイラル率』の両面で行き詰まると自然増のペースは落ち着いていくことを暗示しているのかもしれません。すでに水色の未認知層は2.6%と伸びしろがないため、Facebookが広く日本国民に受け入れられるためにはここが正念場と言えそうです」

 私も今まで面倒がってリスト機能にしっかりと向き合う機会を逸してしまっていました。今回改めてリスト機能を設定してみることで、とても簡単に自分の見たいコンテンツ、フィードをコントロールしたり、投稿範囲も内容によって変更したりすることができました。

 フェイスブックが広く日本の文化に受け入れられるための一つのヒントとして、是非多くの方がリスト機能を活用して、豊かなコミュニケーションが拡がることを願っています。

参考)
●「
A Complete Guide to Facebook Lists」(Mashable)
「Social Good」についてのフェイスブックリストを作成してみました

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