2012.11.08(Thu)

机に向かうだけでは
良い発想は生まれません。
少年のような心と懐の深さが、
ビジネスにも物づくりにも大切です。

JVCケンウッド 江口祥一郎

週刊現代
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11年10月、日本ビクター、ケンウッドが合併し、JVCケンウッドが誕生した。現在、社を率いるのは江口祥一郎氏(56歳)。音、映像、無線通信の分野で「情熱と笑顔で新しい時代に立ち向かいます!」と力強く宣言する人物だ

 

机に向かうだけでは 良い発想は生まれません。 少年のような心と懐の深さが、 ビジネスにも物づくりにも大切です。 えぐち・しょういちろう/'55年佐賀県生まれ。'79年、早稲田大学商学部卒業後、トリオ(現JVCケンウッド)入社。'03年に執行役員常務に就任、'04年にケンウッド・ヨーロッパ社取締役社長に就任。'11年10月にJVCケンウッド副社長へ就任し、今年6月より現職。欧米販社や車載機器事業時代の経験を活かし、社を率いる

物づくり
  中学生の頃、家のラジオを分解したり、真空管アンプを組み立てたりしたことが、弊社に就職するきっかけになりました。近所の廃品回収屋さんから部品を拝借し、時には仲間と朝までアイデアを語り合い、雑誌などを読みこんで一からラジオや無線機を作り上げたんです。

初心忘るな
  社長に就任した直後、私宛ての小包が届きました。差出人は中学時代の友人。中には古い無線機の雑誌が入っていて「ずっと借りっぱなしだったから返します」と手紙が添えられていた。見れば確かに、私の字で書き込みがしてあり、思わぬ形で昔を振り返ることができ感激しました。私の物づくりの原点が、その雑誌の中にあったんです。

新時代
  最近、気に入っている商品は、弊社の売れ筋でもある〝スポーツカム〟。手にすっぽり収まる小型サイズで、例えばスノーボードのヘルメット、マウンテンバイクなどに取り付けておくと、そこから見える景色がハイビジョンで録画できます。Wi‐Fi機能もついているので、例えば、ヘルメットにつけたままスマホでその動画が見られる。撮影した映像を『YouTube』にアップして、世界中の人と共有することもできるんですよ。

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