選挙
政策も政局観も違う「たちあがれ日本」と「みんなの党」が連携できるかがカギ!橋下徹は「坂本龍馬」になれるのか
〔PHOTO〕gettyimages

 東京都知事辞任を表明した石原慎太郎が目指す新党は成功するのだろうか。石原とたちあがれ日本所属の国会議員らが加わるだけなら、そう大きな流れにはなるまい。大阪市長・橋下徹が率いる日本維新の会やみんなの党との連携が確立し「第3極」を形成した暁に民主、自民両党に対抗しうる勢力となるであろう。そのカギを握っているのは橋下だ。

「若い人、しっかりしろよ」と叱る80歳の政治家

 今年に入って「石原新党」の動きが大きく報道されたのは1月27日だった。朝日新聞が朝刊1面トップで「石原新党3月発足 亀井・平沼氏と合意」と大々的に報じた。石原が事前に報道されたことに腹を立てたため、沈静化していたが、石原の新党結成への熱意は一貫して変わっていなかった。

 それに比べ、石原は都政への意欲を喪失し、登庁は議会開会中を除くと週2日ペース。昨年4月の都知事選で4選後、3期目まで出席していた都の主要行事にも欠席がちだった。この意欲喪失は80歳という年齢とおそらく無縁ではない。

 石原は辞任を表明した10月25日の記者会見で年齢のことを聞かれると「80歳のおれがなんでこんなことをやらないといけないのか。若い人、しっかりしろよ」と切り返した。これは見事だったが、人は歳を取ると頑固になったり、怒りっぽくなったりする。

 論語は15歳で学をなし、40歳で不惑、50歳で天命を知る、60歳で「耳したがう」、70歳で「心の欲するところに従ってのりをこえず」―で終わる。つまり、80歳を想定していない。

 年齢による衰えには個人差があり、石原は十分な自信を持ってのことだろう。しかし、国会議員が70歳代で引退しているのは厳然たる事実である。次期衆院選には出馬せず政界を引退すると表明した元首相の森喜朗は75歳、福田康夫は76歳だった。

 代表・平沼赳夫らたちあがれ日本議員5人の平均年齢は72.2歳。一昨年4月の結成当時、「シルバー新党」とやゆされ、みんなの党代表・渡辺喜美は記者会見で感想を求められた時、聞き取れないふりをして「エッ、立ち枯れ?」とからかった。

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