サッカー
フランス、ブラジルとの2試合から、監督と選手たちは何を感じたか。その答えは11月14日のオマーン戦で見られるだろう
10月12日、ホームのフランスを1-0で破る大金星をあげた日本代表〔PHOTO〕gettyimages

 日本代表がフランス、ブラジルと対戦した先の欧州遠征を、読者の皆さんはどのように受け止めたでしょうか。

 アウェイで強豪国と対戦することは、自分たちの実力をはかる貴重な機会になります。アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表の目標は、ワールドカップで好成績を収めることです。現在進行中のブラジル・ワールドカップアジア最終予選は順調に進んでいますが、対アジアと対世界とでは日本の戦い方は変わります。

 アジアではごく当たり前につながるパスが、世界ではカットされてしまうことがある。実際に対戦することで感じる違いが、チームと個人を成長させていくのです。ブラジルには0対4で敗れてしまいましたが、結果以上に得るものは多かったでしょう。

ワールドカップ決勝トーナメントでは中3日の試合も

 今回の国際試合は、フランス戦がパリで、ブラジル戦がポーランドのヴロツラフで行なわれました。「どうしてブラジル戦をポーランドでやるんだろう」とか、「パリから近いところでやったほうが楽だったんじゃないか」と、思われた方もいたことでしょう。

 フランスからポーランドへ移動するとなると、少し時間のかかる印象があります。チームの準備だけを考えれば、フランス戦と同じパリか、あるいはせめてフランス国内で試合をしたほうが良かったはずです。

 ただ、「中4日で移動あり」という今回の設定は、ワールドカップなどの国際大会を意識したものだったと私は考えます。

 ワールドカップは1ヵ月強の長丁場ですが、決勝トーナメントに入ると最短で中3日、あるいは中4日といったスケジュールで試合が続きます。もちろん、試合会場を転々とする移動も付きまといます。

 肉体的な疲労がどんどん溜まっていくうえに、試合間隔は短くなり、移動もしなければならない。しかも、対戦相手のレベルは上がっていく。世界の頂点をかけた戦いとは、それぐらいタフでハードなものなのです。

 同じホテルに腰を落ち着け、通い慣れた練習場で汗を流し、既知のスタジアムで試合をすれば、選手はストレスを感じずに済むでしょう。しかし、アウェイゲームには予想できないトラブルが待ち受けているものです。

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