米国住宅価格に下げ止まりの兆候が見えてきた!円高ドル安トレンド「反転のポイント」はここだ
〔PHOTO〕gettyimages

 以前から、為替ディーラーの間では、「円高傾向は長くて5年」という一種の格言めいた言葉がある。今回の円高トレンドの起点は2007年の夏、1ドル=120円からとの見方が有力だ。その見方が正しいとすれば、今回の円高トレンドは既に5年を経過している。

 2007年当時の円・ドルの為替水準から、今年に入って記録した円の高値である1ドル=75円台まで、約4割近くも円高・ドル安になっている。それに伴い、国内の輸出産業は大きな痛手を受けていることは間違いない。

 今回の長期円高トレンドは既に5年を過ぎており、過去の経験則に従うと、円高傾向にそろそろ変化が出てもおかしくない時期に来ている。問題は、米国経済の回復が本物になって、金利水準が上昇しているか否かだ。

あるベテラン為替ディーラーの見方

 為替市場で20年以上もオペレーションを続けている、あるベテラン為替ディーラーは、「円高トレンドの転換点は近いかもしれない」と指摘していた。彼は、ユーロ圏の信用問題等の円高材料はくすぶっているものの、為替市場全体が円買いに飽きているという。

 彼の感覚からいうと、何年間も同じポジションを作り続けていると、そろそろ今までとは違ったポジションを作ってみたくなるらしい。過去5年間、ドルショート=売り持ち、円ロング=買い持ちのポジションに市場全体が飽き始めていることを、彼独特の感覚を持ち始めているのだろう。

 多くの為替市場の関係者は、「円高材料には事欠かず、もう少し円高トレンドが続く」と見ているようだが、ヘッジファンドのマネジャーの中には、彼と同じように、トレンドの変化を掴みたいと考えている人もいる。

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