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小池良次「シリコンバレー・イノベーション」
2012年10月21日(日) 小池 良次

鬼木阪大名誉教授が警告!「総務大臣は保有免許の『承継』は拒否せよ!政府はソフトバンクによるイー・アクセス買収を阻止すべきだ」

今度はスプリント社の買収を発表した孫社長〔PHOTO〕gettyimages

 ほんの数週間前に行われた「ソフトバンクによるイー・アクセス買収」は忘れ去られ、世間は「米携帯3位スプリント・ネクステルの大型買収」に沸いている。米国進出に燃えるソフトバンク。そんな中、同社に厳しい注文をつけた人物がいる。通信業界分析で有名な鬼木甫(おにき・はじめ)大阪大学・大阪学院大学名誉教授だ。

ソフトバンクによるイー・アクセスの買収・合併について---消費者・国民の立場から」(意見表明)、2012年10月15日 

 長年、無線免許のオークション導入を提唱してきた同氏は、今月初めのイー・アクセス買収が電波の公平な利用を阻害する行為であると分析し、「総務省と公正取引委員会は積極的な対応を取るべきだ」と厳しい意見を述べている。今回は私のもとに送られてきた同氏の意見表明を紹介してみよう。

ソフトバンクに偏るプレミアム免許

 10月19日午後、鬼木先生から私のもとに表記のメールが届いた。同氏は、情報通信の経済波及効果から通信行政や制度設計まで、通信関係の広い分野を長年に亘って研究してこられた。特に、1990年代中頃から続けている「無線免許の競売システムに関する一連の研究」は素晴らしく、電波免許制度のエキスパートとして通信業界や政府機関で高く評価されている。

 鬼木先生は、総務省のパブリックコメントなどに積極的に意見表明を行うアクティブな活動を行っているが、今回のコメントもその一環と言える。

 4ページほどの簡潔な意見なので読者のみなさんにもぜひ読んで頂きたいのだが、その骨子を以下にまとめてみよう。

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