会食中のスマホ使用は相手に失礼? ---端末の変化に対応する検索サービスとマナー

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 ウエブ検索市場で今、大きな地殻変動が起きている。IT調査会社の米comScore社が先頃発表したデータによれば、全米における今年9月の検索件数が前月より4%減少した。検索エンジン別にみると、シェア1位のグーグル検索と第2位のBing(マイクロソフトの検索エンジン)が共に前月比で4%減少、第3位のヤフー検索が9%も減少している。

検索はパソコンからスマホへ

 ウエブ検索の件数が目に見えて減少したことは過去に例がないが、これらのデータはいずれも家庭や職場からパソコンを使っての検索件数である。このためIT産業の専門家は、「従来、パソコンを使って検索していた人たちが、今はスマートフォンを使って検索するようになった」と見ている。

 実際、グーグルの内部ログによれば、企業のランチタイム(昼休み)にスマートフォンからの検索件数が跳ね上る傾向が見られるという(10月14日付けNew York Times記事"Joining the Party, Not Crashing It"より)。つまりウエブ検索の総件数が減少したのではなく、本当は検索をするための端末がパソコンからスマホに切り替わりつつある、ということだ。

 以上は米国における調査結果だが、同じことは日本でも起きていると思われる。筆者の個人的な感触からも、最近はパソコンよりもスマートフォンから検索することが多くなった。ユーザーの立場から見れば、それはそれだけのことに過ぎないが、実際に検索サービスを提供するグーグルやマイクロソフトのようなIT企業にとっては一大事のようだ。

 と言うのも、ウエブ検索するための端末が切り替わることによって、検索の中身や性質が大きく変化するからだ。これに応じて、IT企業の方では検索サービスを根本的に改良しなくてはならない。

iPhone4sに導入された音声アシスタント機能「Siri」の説明をするフィリップ・シラー氏(アップル社ワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長)〔PHOTO〕gettyimages
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