永田町深層レポート 野田でも安倍でもない政治を! こうすれば日本が変わる 橋下徹と小泉進次郎が手を結ぶ

 新党首を決めても、まるで新しくない。そんな既成の大政党に、日本を変えることができるわけがない。中から外から、こんな仕組みを変えなければならない。今それができるのは、この2人だろう。

「いろいろバレてきた」

「現役の政治家の中で、もっとも発信力が高い政治家とは誰か。トップに来るのは間違いなく、日本維新の会の橋下徹代表ということになるでしょう。では、その次に来るのは?

 安倍晋三・自民党新総裁か、野田佳彦首相か?

 そうではない。潜在能力という意味で、橋下氏を脅かす可能性がある人材は一人しかいません。小泉進次郎・自民党青年局長だけではないでしょうか」(自民党中堅幹部)

 永田町では、自民党トップの座に返り咲いた安倍晋三元首相が、これから野田・民主党政権にどんな攻勢を仕掛けるのかが注目されている。

 一方、自民党総裁選・民主党代表選が終わり、燃え上がる中国・韓国との外交紛争の中で、橋下・維新の会への批判的な論調が各メディアに増え始めた。〝タカ派〟で威勢の良い安倍氏に注目が集まるのと裏腹に、維新の会に関しては、合流国会議員団と生え抜きの地方議員の間の軋轢、人材不足の問題などが指摘され始めた。

 しかし、前号の本誌で橋下氏のブレーン・堺屋太一元経済企画庁長官は、

「それこそが維新である」

 と語った。

 完璧に出来上がった既成の組織が、社会や国家の構造を変えることはあり得ない。矛盾や不安を抱えつつ、とにかく前に進んで何かを成し遂げようという荒々しさこそ、改革や変革を達成するためのエネルギーとなるのだ。

 日本維新の会メンバーの一人はこう語る。

「支持率低下について、橋下さん自身は、『いろいろ、バレてきちゃったのかなあ』と笑っていましたよ。国政進出にあたり、叩かれてボロが出るのは織り込み済み。内紛や不協和音が出ているという報道も、そういう議論や衝突をオープンにしてやっていくのが維新流なのですから、当たり前のことです。むしろ、そうやって揉めていることを隠さず表に出していくことに意味があるというのが、橋下さんの考えです」

〝時代のうねり〟の中、まさに先頭に立って突っ走っているのが橋下氏と言えるが、そんな橋下氏とはまた違う立場で、国政改革の担い手としての期待がどんどん高まっているのが、小泉進次郎氏である。

「進次郎氏はまだ31歳。当然、未熟なところも多い。本人もそれをよく分かっているから、『いまは汗をかき、雑巾がけをします』と公言して目立つ行動を控えている。しかし彼が近い将来、自民党の中核を成す存在になることは誰の眼にも明らかです。安倍氏もそれを承知しているので、進次郎氏とはわざわざ毎週、勉強会を開いて意見交換していくことを決めています」(自民党中堅代議士)

 いまさら言うまでもないが、進次郎氏は小泉純一郎元首相の次男であり、曾祖父の代から大臣経験者を出している、政界きってのサラブレッドの一人だ。

 その反面、二世議員どころか「四世議員」という生い立ちは批判の対象でもあった。政界進出を決める前は、大学卒業後にいわゆる〝ニート〟に近い状態だった時期もあったとされ、そうした経歴も、これまで各方面で揶揄されてきた。'09年の総選挙で初出馬した際には、街頭演説中にペットボトルを投げつけられるなどの嫌がらせも受けた。本人曰く、今でもその銘柄をコンビニで見かけると複雑な気分だという。

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