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インサイドルポ本誌だから指摘できる 橋下徹に告ぐ!東国原だけはやめようよ
〔PHOTO〕gettyimages

あの人が内紛の火種

「〝橋下ブーム〟がすぐに終わるかもしれないという危険性は、確かにあるのかもしれません。しかし、今注目すべきなのは、橋下徹という男の個人的な資質だけではなく、橋下さんが動かし変えようとしている〝社会の構図〟なんですよ。

 橋下徹という男は、こうすれば社会は変わる、大きく変わるんだというメカニズムを体得している。『そんなことできるわけがない』という物事に対して、『こうすればできる、社会は動く』ということを実践してきた先駆者と言える。それが、私たちが橋下さんに共鳴している理由なんです」

 そう語るのは、自民党を離党し日本維新の会(大阪維新の会)への合流を決めた、松浪健太衆院議員だ。

 大阪維新の会は、松浪氏ら国会議員との政策討論会を経て、9月12日、代表の橋下徹大阪市長により、国政政党「日本維新の会」への脱皮を宣言。来るべき衆院選での「過半数獲得」に向け、準備を進めている。

 松浪氏ら現職国会議員が新党に参加することに対しては、一部から「選挙目当て」などの批判も出た。しかし、当の松浪氏らはそうした見方を完全に否定し、橋下氏が大阪で見せ付けてきた、「決める政治」についての期待感を熱く語る。

 同じく、民主党を離れて維新の会に合流する石関貴史衆院議員もこう話す。

「橋下さんは、口に出したことは、きちんとやり遂げてきたという実績があります。一方で、大飯原発の再稼働問題のように、場合によっては現実的な判断を下し、できなかった場合はちゃんと謝罪する勇気も持ち合わせている。

 私が民主党を離れようと思ったのは、自らマニフェストを打ち捨てておきながら、『7割は着手した』と言って国民を騙すようなことをしていたからです。これからの政治は、ダメだった場合は国民に対し、率直に謝罪する勇気を持たないといけません。それができないから政治不信が充満し、民主党も国民の失望を買っている。橋下さんはそれとは真逆。その点でも期待している部分は大きい」

 日本維新の会は、彼ら国会議員の合流で政党としての態勢を整え、総選挙へと向かうことになる。

「準備は、急ピッチで進められています。このほど、全国を11ブロックに分け、各地にブロックリーダーを置いて選挙を戦う、維新の会の選対組織の骨子も固まりました」(大阪維新の会選対関係者)

 本誌が入手した情報では、維新の会は各ブロックのリーダーをほぼ決定済みで、すでに傘下の府議・市議らを加え、候補者の選定の真っ最中。この他、前出の松浪氏や石関氏、さらに松野頼久元官房副長官ら永田町からの合流組が控えており、彼らに同調する議員も増えていく可能性が高い。現段階ですでに、既成政党にとって大きな脅威となっているのは間違いないだろう。

 ただ、その一方で、維新の会内部に紛争の火種が生じているという声が、橋下氏の周辺から上がり始めてもいる。

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