婚活は戦(いくさ)と同じ!
【ステップ3】 あなたはどんな武器を持っていますか?

前回【ステップ2】はこちらをご覧ください

 【ステップ1】で「自分の結婚のあるべき姿」、【ステップ2】ではあるべき姿から導きだした「ターゲティング(条件)」についてお話させて頂きましたが、みなさん、ターゲットまでは明確になりましたか?

 私が婚活時代、200人以上もの人に「誰かいい人いない? 紹介して」とお願いして、たった3人しか紹介されなかったという悲惨な経験の原因は、実はそのお願いの言葉にあったのです。当時、私はターゲティングなどしていなかったので、条件も不確かでした。世間でいうなんとなくの条件に「そうなのかなぁ」、と思う程度でした。

 だから、誰かに独身男性を紹介してほしいとお願いするのも「誰かいい人いない?」になるわけで、よく考えると頼まれた人もどんな人を紹介していいのかわからない上に、こんなあやふやなお願いに大事な知人を紹介して「ダメ」だったら困る、となるわけです。その結果、200分の3という悲惨な結果になったのです。

 ここで「年齢は50歳までで、職業は残業や転勤のない公務員で、子供を希望している人はいない?」と具体的な条件を出してお願いすれば、頼まれた人も携帯電話の電話帳でさっと調べることができるわけです。この方式に変えてからは明らかに紹介して頂ける数と質がアップしました。私のセミナー受講者たちにも、このように条件を明確にしてお願いするよう勧めたところ、「毎月、2,3人も紹介してもらえるので、どなたにしようか迷っています」というメールを多数頂くようになりました。

 では、ターゲットが明確になったら次は何をすればいいのでしょうか。第三回目の今回は「マーケティング戦略」、すなわち「婚活戦略」を立てるためにまずすべきこと、についてお話ししたいと思います。

ステップ3: 婚活は戦(いくさ)と同じ! あなたはどんな武器を持っていますか?

 独身男性が多くいる今の時代、あなたの周りにはあらゆる所にライバルがいます。ですから、これから相手を探す段階の方も、既に女性と出会った男性も、アプローチ中の男性も、いつでもライバルたちがじっと様子をうかがっていると思ってください。

 この激しい戦を勝ち抜くためには最強の「武器」を持つ必要があります。ここでよくありがちな大きなミスは、自分では武器だと思っていたものが実は武器ではなかった、ということです。婚活でいう武器とは自分の「強み」です。ですから、強みだと思っていたものが実は「弱み」だった、というパターンのことですね。

 強みとは、「競合相手は持っていないが、自分は持っているもの」もしくは「競合も同様のものを持ってはいるが、自分の方が明らかに勝っているもの」ということです。これは婚活に限った話ではなく、商品のマーケティング戦略を考える場合も同じです。

 ある企業様向けにマーケティング研修をした際、生徒さん(役員)に「自社の強みは何ですか?」と質問すると、「わが社の店舗は国道沿いなど立地のいい場所にあります」という答えが返ってきました。そこで私が「競合他社の店舗は国道沿いにはないのですか?」と質問すると、「いいえ、並んであります」という答えでした。

 この答えからも明らかなように、競合が同じような場所にあるのでは「強み」とは言えません。その後、同じ生徒さんに店舗について更に質問をしていくと、自社は競合よりも店舗数が1.5倍ある、ということがわかりました。これは明らかな強みです。

 つまり、自分の強みを知るためには競合の強みについても知っておかないといけない、ということです。そこでまず自身と自身を取り巻く環境を正しく理解する事が必要なのです。別の言い方をすると、「現実を受け入れる」ということです。

自分の「強み」を知るための「3C分析」

 企業がマーケティング戦略を検討する際にもまずは「3C (Company, Customer, Competitor)」を分析するところからスタートします。ここでいう3Cとは、「自社の強み・弱み、お客様(消費者)の特性、競合の戦略や強み・弱み」のことです。それを知らずに、行き当たりばったりのギャンブルのような手法で売上がるほど現実は甘くないのです。

 大手眼鏡チェーンの眼鏡市場(株式会社メガネトップ)はどうして市場シェアナンバー2になることができたのでしょうか? ここで少し考えてみましょう。

 その要因を、1)豊富な品ぞろえ、2)レンズ込みで15,750円の均一低価格、と考える方も多いでしょう。確かにこの2点は顧客にとって魅力かもしれません。しかしながら、同じく眼鏡チェーンを展開しているZoffも同様の強みを持っています。

 では店舗数かというと、確かに業界では2番目に匹敵する店舗数ですが、業界1位のミキ(三城ホールディングス)には負けています。では、同社の明らかな強みとはいったい何でしょうか。それは「老眼世代向け眼鏡レンズの豊富さと技術力」です。

 Zoffは5,000円均一という低価格ですが老眼世代向け商品は少ないのです。老眼に対応するためには高い技術の習得が必要です。眼鏡市場ではその技術習得のための研修も充実しています。

 実際、眼鏡市場は、老眼鏡を使い始める45歳以上の顧客数が多いのが特徴です。老眼に強いということを前面に打ち出すために、宣伝では遠近両用を強調しています。また、同じくシニア層を囲い込むための補聴器センターを併設している店舗が増えています。もし、眼鏡市場がこの強みを活かすのではなく、単純に品ぞろえや価格だけで戦おうとしていたら、Zoffに勝てる可能性は低かったかもしれません。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら