upperline

 大々的に宣伝されるお得なチケットで旅行業界を席巻するLCC。しかし今回、本誌取材チームがまさかの受難。その時、LCCの対応は?

編集香山の場合
知らない間にフライト時刻が変更

 8月7日、午後6時30分、成田発、新千歳行きジェットスタージャパン117便に乗るべく、ライター竹田聡一郎と私、編集香山は、成田空港へと向かっていた。

 ジェットスターは、厳密なチェックイン体制を取っており、30分前にチェックインをしないとキャンセル扱いになるという。やや余裕を持って空港へ向かったのだが、結局空港に到着したのは、出発の44分前。午後5時46分だった。

 ふと見るとチェックインカウンターの向かい側に自動チェックイン機があったので、そちらに向かう。初めて扱うオレンジ色の機械に少し戸惑いながらも、搭乗便などの必要情報を入れていくと、一枚の紙が吐き出されてきた。紙には「これは搭乗券ではありません。このチケットをチェックインカウンターにお持ちください」と書いてある。

 どういうわけだろうか? と思いながら、係員のいるチェックインカウンターに向かったが、カウンターはすでに列を整理するロープのようなもので封鎖されており、その中で数人の客が係の女性に話しかけているところだった。

胸のプレートにはファーストネーム

 我々はそのロープを乗り越え、列に並んだ。この時点で、すでに時間が出発時刻(午後6時30分)の30分前に近づいている。このままでは乗れないのではないか? と不安になる。約7分後に順番が回ってきた。

「チェックイン機で便名などを入れたところ、この紙が出てきたんですけど」

 係の女性は、小柄な美人で、胸元のネームプレートを見ると、英語で「Yurie(仮名)」と書いてある。どこから見ても日本人の女性なのだけど、なぜファーストネーム? と思いながら、ライターの竹田さんに、「なんだかキャバクラみたいですね」

 と小さい声でいうと、

「飛行機に乗れるかどうかという瀬戸際なんですから冗談はやめてください」

 と、たしなめられてしまった。Yurieさんは、渡した紙を見ながら端末を叩くと、

「この便はもうチェックインを締め切っていますよ」

 とピシャリと言い放った。

「なぜだ!」と思わず叫びそうになる。

次ページ 「いや、午後6時30分の便なの…
1 2 3 4 5 6 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事

最新号のご紹介

underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ