スポーツ

清武弘嗣「芸術家と称されたパスで香川を超える」ドイツ・ニュルンベルク

2012年09月30日(日) フライデー
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ベンチで笑顔。仲良しのチームメイトはスイス代表のDFクローゼ(24)。オフには一緒に日本料理屋に行く〔PHOTO〕木場健蔵
DF二人をかわして初得点を挙げた。サッカー用語はドイツ語でも理解でき、監督の指示も分かるという〔PHOTO〕千葉 格

 9月15日、ニュルンベルクのMF清武弘嗣(22)は、ボルシアMG戦で、ついにドイツ移籍後初ゴールを挙げた。この試合では、正確なパスを供給し続けて2アシストも記録し、勝利の立て役者となった。

 ドイツ最大の発行部数を誇る週刊誌『デア・シュピーゲル』は、清武のプレーを「10人の労働者と一人の芸術家」の見出しで讃え、地元紙『ニュルンベルガー』は「ニュルンベルクの宝石」と報じた。

 ドイツ在住のスポーツライターは、清武の活躍をこう語る。

「香川真司(23)の活躍もあり、ドイツでは日本人への注目度が高いんです。もちろん、清武も注目されていましたが、高確率で得点に結びつく正確なキックは、地元ファンの期待を大きく上回っていました。リーグ戦の初戦からプレースキッカーを任されるなど信頼されていますし、自分で得点を狙う貪欲な一面もあります。現に、ボルシアMG戦で放ったシュート数3本はチーム最多でした」

 チームメイトのハンノ・バリッシュ(31・元ドイツ代表)も、「ドリブルは速いし、清武を止めるのはたいへんだろう。チームにフィットすれば、清武はもっと活躍できる」と太鼓判を押す。ドイツのサッカー専門誌『キッカー』も、清武を第3節の週間MVPに選出した。

 清武がさらに飛躍するためには、どうすればよいのか。前出のライターが語る。

「清武の蹴るセットプレーがチームの武器として確立すれば、攻撃の幅が広がりますし、さらなる活躍が期待できます。9月11日のイラク戦後には、奥さんと生後10ヵ月になる長男をドイツへ連れて行き、IKEAで新居の家具を買い揃えたそうで、私生活も万全です」

 日本代表の試合でも見せた正確なキックを武器に、清武が香川超えに挑む。

「フライデー」2012年10月5日号より



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