高橋洋一「ニュースの深層」
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「維新の会」公開討論会に参加した政治家たちは勉強不足。「竹島共同管理」発言の裏側にある橋下徹大阪市長の「徹底した現実主義」

2012年09月24日(月) 高橋 洋一
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 民主党代表選はひっそり終わった。再選した野田総理の街頭演説は帰れコールがおきて酷かった

 一方、期待の大きい「日本維新の会」は、9月23日、2回目となる公開討論会を開いた。場所は大阪アカデミア。湾岸の埋め立て地で、大阪の中でもかなり辺鄙なところだろう。周辺には人気も少なく、大阪経済の地盤沈下を垣間見た気がする。

 ただ、公開討論会は熱かった。詳しくはネット上の動画をみたほうがいい。今回は、ジャーナリストの田原総一朗氏が有識者として参加した。国会議員は、松野頼久、松浪健太、桜内文城(以上は前回も参加)の各氏にくわえて、今井雅人氏、谷畑孝氏の両名が初参加。首長経験者は、大村秀章、斎藤宏、中田宏、山田宏(以上は前回も参加)各氏と、松田直久氏が初参加した。有識者として田原氏の他に、上山信一氏と私。弁護士の野村修也氏も来ていたが、有識者として議論に参加せず、フロアからみるとのことだった。

「経済力で世界貢献できるのはすばらしい」

 討論の中心は前回持ち越しとなった外交・安全保障問題。これはそれぞれの価値観が表に出やすい。のっけから、橋下徹大阪市長が、具体論でいこうと話したので、もし今、日本維新の会が政権にいたらどういう行動をとるかという、実践論で議論が行われた。

田原さんは人を挑発するのがうまい。橋下さんもそれにのせられていた。新聞報道では、島根県・竹島を巡る日本と韓国の対立について「どうやったら(日韓の)共同管理に持ち込むかという路線にかじをきるべきだ」と述べ、韓国との共同管理を目指すべきだとの認識を示したとされている。しかし、その発言の背景には、徹底した現実主義がある。

次ページ  その議論の前、日本の学校では…
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