日本政策学校が日本の政治を変える! 紅白出場歌手、お笑いタレントから医師、弁護士までが集う新時代の政治家輩出機関、その代表理事・金野索一氏に訊いた
講師のひとり渡辺喜美氏による授業の様子
一般財団法人 日本政策学校
日本政策学校は、主義主張・政党を越えた自由な議論を通じて、多様な民意が反映される「真の民主主義社会」を実現するために、推進役となる政治リーダーを育成・輩出することを目的として創設された学校です。
■本部所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-34-3 原宿バーダントハイツ1F
■事務局所在地: 〒106-0032 東京都港区六本木7-4-4 六本木アートシェル5F
■連絡先: Tel: 03-5766-6322 / Fax: 03‐6447-0911 / E‐mail: infoweb@j-policy.org

偏り過ぎの日本の政治家バックグランド

田村: 私も日本の政界にいてまだまだ多様な人材が足りないと感じていました。政界へ多様な人材を送り込もうという金野さんの想いは、いつどこで育まれたのですか? 政治家の多様性不足や質の劣化等がいわれていますが、このたりが中心的な動機ですか? 平成維新の会創設メンバーとしてのご経験も関係があると思いますが・・・。

代表理事の金野索一氏

金野: 2つの視座を挙げてみます。まず、現在の国会議員は、4つの職業の出身者だけで6割を占められています。2011年の衆議院議員の出身職業別データをみると、地方議員27.6%、政治家秘書16.3%、公務員12.3%、政党職員2.3%となっていて、政治・行政出身者だけで約6割になり、あまりにもアンバランスな状況です。

 代議制民主主義が多様な民意を反映するための制度だとするならば、政治家も多様なバックグラウンド・職業出身者によって構成されるべきであり、その人材輩出が急務と言えます。

 2つ目は、日本で成立した法案の約8割が内閣立法(政府提出)であり、議員立法(国会議員提出)がわずか16.5%であること。つまり、国会議員の仕事の大部分が官僚がつくった法案へのJudgment(賛成か反対)であり、Lawmaking(立法)の仕事は僅かになっています。

 真の民主主義を実現するためには、選挙で選ばれた政治家が自ら立法するべきですがが、そのためには、社会の現場への知見に基づく政策・経営能力がある政治家の養成が必要です。しかし、生活者や消費者の現場を知る多様な分野の社会人が、働きながら政策立案を学べる場は日本では数少ない。

 現状に危機感を持った私たちは、民間で政治家養成と政策シンクタンクを推進するほかないと考え、財団法人・日本政策学校を創設しました。生活者起点の政策とマネジメント能力ある人材を輩出していければと思っています。

 このことは、日本で稀有な民間政策シンクタンク創設を目指した平成維新の会在籍時(1994年頃)に、一般有権者の感覚とあまりにも乖離がある政治・行政出身政治家、2世3世政治家と数多く接したことで、強く認識しました。

 3.11の震災で、世界から賞賛された日本の一般市民と企業・NPOの行動。一方、世界から疑念と批判に晒された政府。ここではっきりしたことは、日本では、政治家以外の民間分野に能力も志も高い人材が偏在しているということです。この民間分野から政治の現場への人材シフトを促進すれば、政治家劣化の終止符が打てると確信しています。

田村: 日本政策学校で学ばれている政治家候補で興味深いバックグランドの方を何名かご紹介いただけますか? 強烈な方々がいらっしゃると聞いています。

金野: Aさんは元パチプロでした。第一回目の講義で南相馬市の桜井市長の講義に感銘を受け、現場視察へ。被災地の復興に自ら携わりたいという気持ちを強くし、南相馬市職員の採用試験を受けみごと合格。8月より東京から南相馬市に移住し、現地で復興に向け邁進されています。

 Bさんは専業主婦でした。日本初の「みどりの党」の結党メンバーとして参画。世界からも注目されている「みどりの党」の党政策スタッフとしての活躍が期待されます。

 Cさんは大手教育企業を退職し、政党の公認を得て、衆院選出馬準備中。学生時代からコツコツとボランティア活動を続けてきている実績と信頼もあり、三バンの無い人がいかに選挙で戦うか、今まさに大きな課題にチャレンジ中です。

 Dさんは台東区山谷の地域医療に邁進し、国政を目指す医師です。困っている人たちを医療の面から支援するため、日夜取り組んでいます。

 Eさんはかつて紅白出場経験もある歌手。プロのアーティストであるだけでなく、実に多才で人気者。被災地の復興支援にも熱心で、1年以上に渡り現地に通い、地元の人たちと共に復興に取り組んでいます。

 Fさんは法律大学院に通い、日本最大手の芸能プロダクション(関西)所属しています。お笑いと法律を学びながら日本を元気にしたいと政治家を目指しています。

 Gさんは食育の政策から社会を変えたいという20代女性。管理栄養士でもあり、20代・30代の女性の間で、圧倒的人気を誇るカリスマオーガニック料理専門家です。多くの著書を出し、メディアでも活躍する傍ら、政治の勉強にも熱心です。受講生のためにオーガニック料理の腕前を披露してくれることもあります。

 Hさんは名古屋で地域に密着した弁護士活動をしています。なんと名古屋から東京に8ヵ月間通っていました。卒業後も、名古屋にて政治家出馬をめざし熱心に取り組んでくれています。

 Iさんは東京の大手不動産会社を退職し、政党の公認を得て、中国地方にて出馬準備をしています。朝から晩まで自転車で地域を駆け回り、毎日熱心に選挙活動に取り組んでいます。

 Jさんは渋谷109に入るテナントとして、女子中高生から絶大な人気を誇るアパレルブランド会社の社長。広尾生まれの彼は、地元渋谷区で若者の政治参加を促進する活動を模索中です。

 Kさんはリゾート地の町議を務めていますが、今秋に町長選に立候補を決意しました。

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