2012.09.23(Sun) 岡田 真理

ビタミンCでストレス知らずに

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〔PHOTO〕gettyimages

 『格闘界のヘラクレス』と呼ばれるほど美しい肉体の持ち主であり、レスリング日本代表としてオリンピックに出場したこともある総合格闘家の宮田和幸選手。彼を取材したときに食生活のこだわりについて聞いてみたのだが、意外にも「食べたいときに食べたいものを食べる」という答えが返ってきた。そんな中でも、ほかの人とは確実に違う点がひとつある。それは、果物の摂取量だ。

 宮田選手は、パイナップルやキウイフルーツ、リンゴ、グレープフルーツなど、どんな果物でも毎日制限なくたくさん食べるらしい。しかも、食後のデザートとしてではなく、食事の前に食べるというのだ。宮田選手曰く、「果物には糖分が含まれているせいかすぐに満腹感が出て、自分の場合は過食が防げる」とのこと。また、お酒を飲んだ次の日は疲労回復のためにも果物を多めに食べるそうだ。

 果物に含まれている「果糖」は、血糖値を下げるインスリンの分泌を促す働きが弱いため、インスリンショックのような低血糖症状を防ぐことができるのだという。菓子類に比べればカロリーも低いため、適量であれば減量中の糖分摂取にもうってつけだ。

 また、アスリートは練習や試合で人一倍汗をかくが、大量に発汗すると体内からカリウムが失われてしまう。すると筋肉の働きが悪くなり、すぐにだるさを感じてしまうという。果物にはカリウムが含まれるものが多く、果物を摂取することで、カリウムをはじめとするミネラル分を体に供給することができる。カリウムの含有量が多い果物の代表格はバナナ(1本100gにつき360mg)。ほかにも、キウイフルーツ(1個75gにつき218mg)、グレープフルーツ(1/2個130gにつき182mg)などがある。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。