「お見合い2.0」? ソーシャルウェブが「出会い」のコストを下げる
個人情報をマッチングさせる新しいタイプの婚活サイト「frigg」

 この時代に生きる私たちが、テクノロジーによって享受できる巨大なメリットの一つが、「出会い」にかかるコストの低下です。ソーシャルウェブが私たちの個人情報を可視化したことで、10年前ではありえなかったような「出会い」が、今やごく普通に発生しています。今日はそんな「出会い」にまつわる新しいビジネス、ウェブサービスを2つ紹介したいと思います。

「機械じかけの女神」が出会いをプロデュース

 最初に紹介したいのは、「お見合い2.0」とも呼ぶべき「frigg(フリッグ)」という婚活支援サービス。

 ユーザーはフリッグへの登録時に、自分の趣味や特徴、経歴、異性の好みなど、100問を超える詳細なアンケートに答えることが求められます。フリッグはそのアンケート結果をもとに、毎日1人だけ、ユーザーの好みに合いそうな異性を自動的におすすめしてくれます。

 例えば、あなたが「タバコを吸わない、30代、大卒、正社員女性」と出会いたいのならば、フリッグがシステム的にその条件に該当するユーザーを「おすすめ」してくれるのです。

 イメージ的には、お見合いの仲人役を、フリッグという機械じかけの女神(もともと「フリッグ」とは、北欧神話の愛と結婚の女神の名前です)がこなしてくれる、という感じでしょう。なお、フリッグにはユーザー検索機能は用意されておらず、ユーザーは、あくまでフリッグからの提案を待つことしかできません。そのため、既存のサイトでありがちな、明らかに条件に合わない人からのメールや、スパムまがいのメールが来ることもありません。

 フリッグを運営する池森裕毅さんは、「自分自身も婚活サイトを使った経験があるけれど、男性が真面目にメッセージを送っても、女性は大量の冷やかしメールにうんざりしているので、ほとんど見てもらえない。一般的な仕組みでは、本当に出会いたい人と、本当に出会おうとしている人がマッチングされにくい。そういうミスマッチを解消するために、このサービスを作りました」と語っています。

 自分の情報を差し出せば、勝手に機械がマッチングしてくれるというのは、いかにもソーシャルウェブ的、SF的です。男女の出会いは、テクノロジーによって効率化されていくのでしょう。

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