野田首相は秋の臨時国会で衆院解散・総選挙に追い込まれ、近いうちに「石破・安倍連立内閣」が誕生する!?
出揃った自民党総裁選候補者〔PHOTO〕gettyimages

 9月14日に告示された自民党総裁選は、石破茂前政調会長、町村信孝元官房長官、石原伸晃幹事長、安倍晋三元首相、林芳正政調会長代理の5候補者よる本格論戦がスタートした。世上では、"石(原)・石(破)戦争"という評価が定着しているかに見える。

 だが、『朝日新聞』(同日付朝刊)の「石原・石破氏の対決軸―自民総裁選、きょう告示」報道にあるように、本当に石原、石破両氏のトップ争いの展開となるのか。筆者は、安倍氏が国会議員票(199人)で予想外の健闘を示し、第1回投票で石破氏に次ぐ第2位の座を占める可能性があると見ている。

注目すべきは麻生・高村派の動き

 これまでのマスコミ各社の世論調査の結果を基に党員・党友票(300人)の投票先を分析すると、概ね以下の通りになる。人気断トツの石破氏が120票を筆頭に、以下石原氏80票、安倍氏60票、町村氏30票、林氏10票---というものだ。

 では、焦点の国会議員票はどうか。20人の推薦人を得た5候補者は、それぞれ第1回投票で最低20票を獲得する。信義上、推薦した相手に投票しないということは考え難いからだ。従って、各候補者は言わば基礎票である20人(票)にどれだけ上乗せできるかがポイントである。

 派閥単位で見ると、第3派閥の平成研究会(額賀派・28人)は額賀福志郎元政調会長が石原氏支持を表明、石原氏の出身派閥である近代未来研究会(山崎派・12人)も同氏支持を明らかにしている。

 第2派閥の宏池会(古賀派・32人)は古賀誠幹事長が「派内候補の林氏を全面支援する」と言明したが、全員が林氏に投票することはあり得ない。推薦人になった岸田文雄国対委員長を始め相当数が第1回投票から石原氏支持に回ることが確実だ。

 焦点の第1派閥清和会(町村派・43人)は、端から町村、安倍支持に2分されており、分裂選挙を余儀なくされる。志帥会(伊吹派・12人)は自主投票。そして為公会(麻生派・12人)と番町政策研究会(高村派・7人)は共に安倍支持を決めている。因みに、無派閥は53人。