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 鶴の一声ならぬ"ハトの一声"で首相公邸を改修させたとされる幸(みゆき)夫人。鳩山首相は「幸はボクの太陽」と讃えてきたが、その太陽に、どんよりと雲がかかりはじめている。

立場を利用しているとしか…

「自民党の高市早苗政調副会長が、首相公邸の改修問題を追及していますが、どうやらこれは、官房機密費の動きを知る立場にある者からの内部告発だったようです。
  首相公邸への引っ越しに際して、鳩山幸夫人は『麻生さんの入ったお風呂はイヤ』だの『キッチンの高さが合わない』だの、『寝室が広すぎてオバケが出そうで怖い』だのと、数々の不満を口にしており、そんな幸夫人の傍若無人ぶりに業を煮やした官僚が、内部告発に踏み切ったのだと聞いています」(大手新聞社政治部デスク)

 首相公邸の改修に多額の機密費が使われたのではないか―。

 こんな疑惑が持ち上がったのは、2月12日の衆院予算委でのことだった。

 自民党の与謝野馨元政調会長が、昨年10月末に鳩山由紀夫首相が首相公邸に入居した際の改修費について、「どこをどのように、どの予算で直したのか」と質問。

 これに対し、鳩山首相は「風呂場と洗濯機を変えたかもしれない」と答弁した。

 ところが、同日夜のぶら下がり会見で、首相は「風呂は改修していなかった。実は、和室を洋風にして寝室にしている」と軌道修正。お得意の発言撤回を披露してみせたのである。

 与謝野氏の国会追及に歩調を合わせる形で、同日、高市氏が鳩山内閣に質問主意書を突きつけた。

 11日後の23日、衆院議長宛に送付されてきた「答弁書」には、要約すると「約474万円を使って、和室を洋室に変えて寝室としたり、浴槽のクリーニングをしたりはしたが、風呂場の改修は行っていない。機密費などは使っていない」と書かれていたというが、高市氏は納得していない。

「実は、昨年の暮れ、複数の官僚から私のところに、『麻生(太郎)前首相の入った風呂は使いたくないと言う幸夫人の要請で風呂場の改修工事が行われ、内閣官房報償費、いわゆる官房機密費1000万円が使われた』との情報提供があったんです。この指摘と答弁書の内容が大きく食い違っておりスッキリしません」

 幸夫人のわがままを叶えるために機密費が使用されたのだとしたら、大問題である。政府は機密費使用を否定するが、「火の無いところに煙は立たぬ」のたとえどおり、そうした話が浮かび上がったのは事実。

 冒頭の政治部デスクも指摘するように、幸夫人の行動に振り回され、うんざりしている官僚・公邸関係者は少なくないという。内閣府のスタッフが明かす。

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