日本の若者は内向きになっているなんてウソ!欧米だけなくシンガポール、インドまで広がる若者の留学指向はもう止まらない!
「君ワク」講演会(関西)

「君ワク」現象こそ外向き志向の証明

「君ワク」講演会(高校生向け)

 私事で恐縮だが、拙書「君はこんなワクワクする世界を見ずに死ねるか?!」を読んだ、高校生や大学生からの講演依頼が相次いでいる。ありがたいことに講演会は毎回定員オーバーで質疑応答コーナーでは留学への具体的な質問が止まらない。次世代の日本を世界を担う若者たちとの交流は楽しい。今回はこれらの交流を含めて私が思う、日本の「内向き」「草食」と言われる若者たちの実像を語ってみたい。

 自慢ではないが、私の本は発売二か月弱で7刷りが決定した。著者として実績がなかった私の本、しかも海外事情について記した本が、こんなに手に取ってもらえたことは出版社にも私にも大きな驚きであった。

 ある業界関係者からは「まあ書いてみることは意義あるでしょう。でも売れないでしょう。原因は三重苦です。
(1)海外志向は売れない。
(2)読書習慣も資金もなく数が減っている若者向けはターゲットミス。
(3)政治家・元政治家の本は売れない。
まあ、これを肥やしに次の作品で修正すればいいじゃないですか?」と言われていた。私もそんなもんだろうと思っていた。

 本を出してみてあらためて学んだのは、日本の若者は「内向き」ではないということだ。この本の中にも書いたが、ユネスコのデータをみても、日本の若者は内向きではない。日本企業がこぞって一社当たり10数名の企業派遣留学生を送り出していたバブル真っ只中(1989年)の日本人海外留学生の数は、2万2798人。一方、企業派遣留学がほぼ絶滅した2009年の日本人海外留学生の数は6万6833人。バブル期の三倍近い数に増えているのだ。

 20代の人口で比較すると 1989年が1668万人に対して 2009年が1477万人。少子化による留学対象年齢世代の減少を考慮に入れるとこの期間の留学生の増加率は4倍近くになる。

 ハーバード大学への入学者が少ないことがよく話題になるが、確かにアメリカへの留学生の数は減っている。ここ数年は毎年2桁の減少率が続き、2010~11年は7位の2万1290人と、1位だった1997~98年の約4万7000人の半数以下に落ち込んだ。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら