2012.09.02(Sun) 岡田 真理

睡眠にいい食事とは?

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乳製品にはセロトニン生成に使われる「トリプトファン」という成分が豊富に含まれる〔PHOTO〕gettyimages

 試合前夜は不安でなかなか寝つけない---本格的にスポーツをやったことのある人なら、そんな経験が一度や二度はあるのではないだろうか。あれだけ練習したから大丈夫なはずだ、いや、相手は自分よりも実力があるし・・・と、そんなことを考えているうちに空が白んできてしまったなんてことは、珍しいことではない。

 以前私が携わっていた格闘技の世界では、これとは少し違ったことが起きる。もちろん、試合前日に眠れないなんてことはよくある話なのだが、試合後もアドレナリンが出過ぎて、疲れているのにまったく眠れなくなってしまうのだ。マネージャーだった私まで、リングサイドで担当選手の激闘を見た晩はほとんど一睡もできなかった。

 試合前の話に戻そう。たとえどんなに堂々と見えたとしても、繊細なハートを持つアスリートは意外と多い。そんな彼らが試合前の不眠を回避するために、食事の面で配慮できることはあるのか。

 よく「眠れないときにはホットミルクを」と言われるが、乳製品や豆乳などの大豆製品は不眠にはうってつけだ。これらには必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」という成分が含まれている。この物質はセロトニンの生成に使われ、セロトニンと酵素の働きにより、睡眠を導くメラトニンの分泌が促される。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。