「Meコマース」の夜明け---ソーシャル時代のEコマースの在り方とは?
photo: Dunechaser

 Facebookやツイッターなど、いわゆるソーシャルメディアが、大量の個人をつなぎ、情報の受け取り方、発信の仕方を変えたことは、皆さんも既に体験済みでしょう。

 ここ最近、そうした「単なる情報のやり取り」を超えた、「個人間の商取引」を支援するサービスが増加しつつあります。

 ソーシャルメディアが進化する中で、個人同士が「今日何を食べた」「こんな場所に行った」という些細な近況を報告しあうだけでなく、お互いにモノやサービスを売ったり買ったりするようになりつつある、ということです。今回の記事では、そんな新しいEコマースの世界をご紹介したいと思います。

「ココナラ」---500円で知識やスキルを販売

 7月に登場した、500円で、自分の知識を販売することができるプラットフォーム「ココナラ」は、個人同士が商取引を行っている、もっとも分かりやすい例の一つです。

 リリースされたばかりのサービスですが、魅力的な商品が多数並んでおり、例えば、

500円でポップなトーンの似顔絵を描いてくれる
500円でイニシャルをロゴにしてくれる
500円で自分にぴったりのパソコンを提案してくれる
500円でウェブサイトの課題を抽出してくれる
500円で洋書の出版方法を教えてくれる

 などのサービスが、普通の個人によって販売・購入されています。

 どんな人でも、何か、人の役に立つことができるスキルや知識を持っています。高度な消費経済において、私たちは何ら疑問を持たずに「消費者」であり続けてしまいますが、私たちは本来、「生産者」にもなりえるのです。

 自分で野菜を育ててみると農家の方々の苦労が分かるように、一度自分が生産者側に回れば、生産者と生産物に対する理解が生まれます。そうした理解は、買い手と売り手の、相互の信頼関係を育むきっかけになりえます。その結果、「モンスター消費者」とはほど遠い、優しさや尊敬をベースにした関係を築くことができるでしょう。ココナラの狙いはそんな社会変革にもあるように感じます。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら