現代ビジネス×代官山 蔦屋書店 コラボ企画第1弾
馬場康夫(ホイチョイ・プロダクションズ)トークライブ【前編】
「電通マンから学んだ『戦略おべっか』の真髄」

馬場: 今言ったような気づかいだったりするんじゃないですか? たとえば、タバコを吸う人が相手だったら喫煙できる店を予約するとか、当たり前のことですが、サントリーの人を接待するんだったらサントリービールを置いている店を選ぶ、トヨタの人が相手だったら帰りのタクシーはトヨタ車を使っているタクシーを呼ぶ、そういうのが当たり前の仕切りなんですね。

仕事の本質はそこにはない

松嶋: でも、どうしてもそういうことが生まれながらに気づかない人っているじゃないですか。そういう人が入っちゃったらどうするんでしょう?

馬場: 仕事の本質はそこにはないから大丈夫ですよ。往々にして人間はその部分で動かされてしまうというだけで、ちゃんと仕事ができる人なら大丈夫じゃないですか? ただ、やってもやらなくてもいいんだったら、やったほうが得だという考え方です。だから、たとえば1ミクロンでもいいから名刺を相手より下から出すという話なんか電通の方から教わったんですが、博報堂の方からそんな話を聞くことは生涯ないですよ(笑)。

 たとえば、さっき例に挙げさせていただいた澤本嘉光さんと仲良くさせていただいて、仕事をさせていただいていますけれども、澤本さんなんて僕の感覚の真逆にいらっしゃる方なんですよ。

 もちろん、気づかいも抜群の方なんですけれども、「そんなことはどうでもいいじゃん」という感じで、そんなことでクリエイティブの善し悪しとか作品の善し悪しとか広告の善し悪しが決まるわけないじゃん、というふうに泰然自若とされた方なので、僕は大好きなんです。でも、その人をサポートしている営業の人は、気づかいの鬼みたいな人なんですけどね(笑)。

〈後編につづく〉

松嶋あすか(まつしま・あすか)
フリーキャスター、韓国料理愛好家。東京FM『サントリーサタデーウェイティングバーavanti』ではゲストの聞き役が今年で10年目。テレビ朝日『ニュースステーション』にてレポーターを3年務めた後、NHK『探検ロマン世界遺産』『世界の競馬』TBS『はなまるマーケット』等にて司会やレポーターとして出演する。また韓国料理好きが高じて東京・汐留で料理教室を開催し、「読売カルチャーセンター」では韓国料理の講師として韓国語を交えながら韓国文化を伝えている。
馬場康夫(ばば・やすお)
ホイチョイ・プロダクションズ代表。1954年 東京生まれ。大学卒業後、同級生たちと設立したホイチョイ・プロダクションズで制作活動を行う。日立製作所に勤務していた1981年「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で『気まぐれコンセプト』を連載開始。以降、『カノッサの屈辱』、『TVブックメーカー』などの深夜番組の企画や、『見栄講座』、『東京いい店やれる店』などのベストセラーを連発。また、1987年の『私をスキーに連れてって』で映画監督デビュー。代表作に『彼女が水着にきがえたら』(1989年)、『波の数だけ抱きしめて』(1991年)、『バブルへGO』(2007)など。最新刊『戦略おべっか』(講談社)、『新東京いい店やれる店』(小学館)が好評発売中。

著者:ホイチョイ・プロダクションズ
『戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する』
(講談社刊、税込み1,000円)
合理的と思われがちな外資系ビジネスマンにおいてすら、ゴマすりは生きていくための必須条件。ましてや、日本のサラリーマンにとっては絶対に必要な「武器」である。健全なる野心家に贈るワンランク上のノウハウ、それが「戦略おべっか」だ。

amazonこちらをご覧ください。

楽天ブックスこちらをご覧ください。

著者:ホイチョイ・プロダクションズ
『新東京いい店やれる店』
(小学館刊、税込み1,680円)
ベストセラーとなった第1弾から18年。東京で生活するオトナの男性が、女性を口説くために必要な古今東西の英知を詰めて伝説となったバイブルを、現在の時流に合わせてリニューアル。全ての「粋」な男性に読んで頂きたい1冊です。

amazonこちらをご覧ください。

楽天ブックスこちらをご覧ください。