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本誌独占スクープインタビュー 河野太郎が出馬宣言 総理になって原発ゼロの日本を作る この男が日本のリーダーになったら、
どんな社会になるのか??。
注目の政治家がついに決意を固めた!

 9月には、政党支持率で民主党を上回る自民党総裁選も開かれる。いまのところ出馬表明したのは谷垣総裁だけだが、長老支配にオサラバを唱える河野太郎も参戦を表明。キーワードは「超日本」---。

「長老」はいらない

 前回'09年9月の自民党総裁選では、144票をいただき、300票を得て当選した谷垣禎一総裁の次点となりました。民主党政権となり野党に転落して行われた前回の総裁選に較べて、今回はわれわれ自民党に「復権してほしい」という声が、全国で日増しに高まっている中で行われます。

 だからもちろん、機会に恵まれれば今回も出馬したいし、勝利を目指したい。そして自民党から〝維新〟を起こし、「超日本」を創りたいと考えています。

 こう語るのは、河野太郎代議士(49歳・当選5回)だ。米ジョージタウン大卒業後、'96年に初当選。曾祖父は河野治平元神奈川県議会議長、祖父は河野一郎元建設大臣、父は河野洋平元衆議院議長(元自民党総裁)、という4代にわたる名門の出身である。前回'09年の総裁選では、自民党を牛耳る長老グループに引退勧告を突きつけて話題を呼んだ。同年に自民党が下野してからは、谷垣総裁のもとで幹事長代理を担ったが、昨年6月に菅民主党の国会延長動議に賛成したとして、1年間の役職停止処分を受けた。今回は再起を期している。

 民主党政権下のこの3年間を振り返れば、谷垣総裁は小泉総裁以来の3年間の任期を全うしたわけですから、立派だったと思います。ただ、野党党首というのは、ある種のケンカっ早さが要求されますが、もともと谷垣総裁は政権与党に自ら斬り込んで行くタイプではなかったと思います。

 また本来なら、政策集団として機能していくべき中堅・若手議員たちが、'09年の総選挙で軒並み討ち死にしてしまったのも痛かった。私は衆議院議員としてすでに5期目の中堅だというのに、年齢は当選者119人中、下から17番目でした。いかに長老グループが自民党内に跋扈しているかという証左です。

 こうしたことから、本来はこの3年間の野党時代に、長年自民党に巣くっていた〝料亭政治〟〝談合政治〟の類を一掃しておくべきだったのに、いまだに一部残ったままです。こうした悪癖は、自民党が国民からソッポを向かれた元凶とも言えるもので、利権から離れた野党時代にこそ、除去できるものでした。しかしながらいまだに、引退した長老が蠢いたりしているのですから困ったものです。

 もう一つ悔やまれるのは、来る復権の時を見据えた環境整備を野党時代に行っておくべきだったのに、それが十分に進んでいないことです。

 一例を挙げれば、外務大臣が国会に拘束されて外遊に出られないという深刻な問題があります。これは自民党が与党時代に、野党・民主党から長時間の国会での拘束を受けて困っていた問題で、われわれが野党時代のいまこそ仕組みを替えて、来る自民党時代に備えるべきでした。ところが自民党は、野党時代の民主党と同様、民主党の外務大臣を長時間、国会に縛っていたのです。

 民主党政権がまともでないことは、国民はとっくに看破しています。自民党政権時代の公共事業のバラマキが、社会保障のバラマキに変わっただけのことです。

 野党時代にあれほど現行の年金制度について批判を繰り返してきた小宮山洋子議員が、自分が厚労大臣になったとたんに「100年年金は100年以上安心です」などと平然と言い放っている。鳩山、菅の両首相は、無能宰相として歴史に名を残すことでしょう。

 国民の信頼を失った民主党の自壊ぶりは、周知の通りです。だから野党・自民党は、民主党批判も結構だが、もっと悠然と構えて、復権の準備を着々と進めていけばよい。復権の準備とは、来る新たな自民党政権が、どう日本を改革していくのかという具体的な政策ビジョンを国民に示すことです。

 その意味で、9月の自民党総裁選は大変重要なのです。

 これまでの自民党総裁選は、まず「推薦人20人」を集めて届け出を行い、多数派工作に走るという「政局ありき」の選挙でした。ところがいまの日本に求められているのは、政局ではなく政策です。国民の期待がかかる今回の自民党総裁選こそは、各候補者がまずは具体的な公約を表明し、国民環視のもとで政策論を戦わせながら、最もふさわしい候補者を選んでいくという方式に変えるべきです。

 私は「超日本」という概念を、「河野政権」の公約のキーワードにしたいと考えています。「超日本」とは、「乗り越える」「はるかに超える」「その先へ行く」という意味合いです。加えて「日本らしさを極めつくして世界をリードする」という意味もあります。
以下、「超日本」創りのためのトピック政策について述べます。

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