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韓国大統領の「天皇謝罪」要求、尖閣諸島への不法上陸 全国民が激怒!このままじゃすまない ふざけるな中国・韓国!なめられた野田民主
1年間で防衛相を3人も取り替えて、周辺国にツケ入る隙を与えた罪は大きい〔PHOTO〕gettyimages

 内憂外患と言うが、古今東西、政権が末期的になると、「外敵」も黙っていない。大統領自ら対日攻勢に出始めた韓国、香港を使って巧みに遠隔操作する中国、そして北朝鮮まで〝参戦〟するかもしれない。

人民解放軍がやってくる

 まったく「ふざけるな、中国・韓国!」である。

 今年8月15日の終戦記念日は、例年のような「静粛な雰囲気」とはいかなかった。香港の活動家グループ一行14人が、尖閣諸島への上陸を強行するなどして、沖縄県警と海上保安庁に逮捕されたからだ。また韓国の李明博大統領が、8月10日に韓国の大統領として初めて竹島に上陸。14日には「天皇が訪韓したければ(日本植民地からの)独立運動で亡くなった方たちに謝罪して回るべきだ」と、物騒な発言をしたからである。

 日本としては、いずれもただではすますことのできない「有事」である。

 だが、そもそもなぜこのように日本は周辺国になめられてしまったのか。

 防衛省幹部が、嘆いて言う。

「情けない話ですが、身から出たサビと言うしかありません。第一に、本来国を守るべき防衛省が、25万自衛隊のトップに、この1年間、3人の軽い大臣を戴いている。第二に、野田政権自体が崩壊寸前なので、外交と防衛に手を回している余裕がない。このような〝機能不全内閣〟を見透かしたように、中国や韓国が、強気の外交攻勢に出ているのです。特に8月10日の〝森本発言〟が、中国が〝対日挑発〟に出た決定的要因でした」

 この防衛省幹部が指摘する〝森本発言〟とは、同日、李明博大統領が竹島に向かったという一報を受けての森本敏防衛相のコメントである。森本防衛相は、次のように述べたのだった。

「本日の李明博大統領の竹島上陸の動きは、韓国の内政上の要請によるものだとの印象を、個人として持っている。すべての国に内政があって、他の国がとやかくコメントするのは控えるべきだ」

 防衛省幹部が続ける。

「仮にも竹島は、日本が1905年以来、107年間にわたって連綿と領有を主張し続けてきた島です。それを日本防衛の最高責任者が、『他国の内政だからコメントしない』と切り捨てたのだから、われわれ防衛省内部でも騒然となりました。

 例えば、尖閣諸島の領有権は日中双方が主張していて、現在は日本側が実効支配しています。仮に、この島へ日本国の最高権力者である野田首相が上陸し、『尖閣諸島は日本の領土だ!』と叫んだとします。この時、中国の梁光烈国防相が記者会見を開き、『あれは日本の内政の問題だから中国は内政干渉すべきでない』と発言したらどうなるか。即刻解任されるのはむろん、国家反逆罪に問われ、百年先まで〝国賊〟として歴史教科書に名を刻むに違いありません。だが日本だけは、そんな国際常識の外で平和ボケ状態に浸っているのです」

 たしかに、この〝森本発言〟が中国政府を「決断」させた可能性は大いにある。中国にとって国防大臣の言葉は極めて重いのだ。

 今回の活動家グループの拠点である香港は、イギリスから中国に返還されて丸15年が経ち、〝港人治港〟(香港人が香港の自治を行う)を原則とした一国二制度が定着している。だが、外交と防衛の領域だけは例外規定を設けており、中国政府が直接統治している。このことは、7月1日に新たに就任した梁振英・第4代行政長官の就任式でも、香港を訪れた胡錦濤主席が、新長官に改めて確認した事項である。

 つまり中国政府は、「今回の行動が対日外交に悪影響を与える」と判断したならば、12日午後に尖閣諸島へ向かう予定だった活動家らの出発を、合法的に阻止することができたのだ。

 だが〝森本発言〟が出た2日後、中国政府はあえて活動家らの出港を黙認した。そして上陸に成功した翌16日の中国各紙は、「尖閣上陸成功」を1面トップで興奮気味に伝えたのだった。そこでは今回の香港の活動家たちが、まるで近未来の中国人民解放軍の先遣隊のごとく、英雄視されているのである。

「今回の示威行動には、香港フェニックステレビの撮影隊2名が加わっています。つまり、魚釣島の地理的状況から海上保安庁の対応まで、一部始終が中国政府に流れると見るべきです。将来、人民解放軍による尖閣諸島奪取も視野に入れている中国としては、大変貴重な資料となるに違いありません。逆に日本にとっては、決定的な軍事戦略的失点となったのです」(前出・防衛省幹部)

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