(金)内村航平「実は〝女の敵〟だった少年時代」
あん馬の練習に励む中学3年生の内村。休み時間には鉄棒で大車輪を披露して、同級生を驚かせたこともあるという
小学校の卒業文集より。好きな色が「薔薇色」だというのが個性的。ちなみに生年月日は「平成」になる5日前だ

 首にかけたメダルは金1つ、銀2つ。ロンドン五輪に出場した日本人選手の中で、最も眩い輝きを放ったのが体操の内村航平(23)であることに異論を唱える人はいないだろう。

 団体決勝では最終種目のあん馬で降り技をミスし、結果的に銀メダルに終わるも、2日後に行われた個人総合では2位に大差をつけ金メダルを獲得。余勢を駆って臨んだ種目別ゆかでも銀メダル。「体操ニッポンに内村あり」を世界中にアピールしたのは周知の通りである。

 そんなヒーローのルーツはどこにあるのか。彼の地元・長崎県諫早市を訪ねた。

「今から20年前、草ぼうぼうの空き地にご両親がコンテナを6個並べて体操のスクールを作ったんです。でも(諫早は)田舎ですから、体操を習おうという子はほとんどいなくて、練習していたのは航平君ばかりでしたね」(近隣住民)

 この手作りの練習場で、3歳の頃からトランポリンやマット運動に励んでいた内村少年。学校生活はどうだったのだろうか。小・中学校の同級生が証言する。