2012.08.19(Sun) 岡田 真理

女性アスリートに必要なこと

筆者プロフィール&コラム概要
〔PHOTO〕gettyimages

 昨年のなでしこジャパンの活躍をきっかけに、これからはスポーツも女性の時代だと囁かれるようになった。今回のロンドン五輪でも、サッカーの澤穂希選手はもちろん、競泳の寺川綾選手や体操の田中理恵選手にも大会前から注目が集まった。

 ロンドン五輪前のインタビューで、レスリングの浜口京子選手が印象的な言葉を残していた。「オリンピックでメダルを獲ることも目標だけど、両親に孫を抱かせてあげたいという思いもある。女性としての幸せも大事にしていきたい」

 女性アスリートは、当たり前だがアスリートである前に女性である。よって、アスリートとしての身体能力を維持するとともに、健康面、つまり女性としての機能も充実させておかねばならない。それは、女性アスリートが競技を引退(もしくは休養)し、女性としてもまた喜びに満ちた人生を送るためには非常に大切なことである。

 『タニタとつくる美人の習慣』(講談社)がベストセラーとなり、モデルやアスリートの栄養指導を行う栄養士の細川モモさんは、女性機能の維持に注力している専門家の一人である。食べないダイエットではなく、きちんと食べて筋肉をつけた上で絞ることによって、女性的な機能を向上させながらボディメンテナンスができるというのだ。「食べる喜び」「体の美しさ」「女性としての健康」をすべて同時に追求できる食事法は、女性の間で大きな話題となっている。

 細川さんがこれまで栄養指導を行ってきたのは、おもにマラソンなど長距離の女性アスリート。マラソン選手の場合、タイムを縮めるために「脂肪を削って体をより細く」「体重を減らして体をより軽く」していく食事コントロールを行うことがほとんどだ。しかし、細川さんの指導法は少し違う。そこには、「痩せたい」と願う一般女性も考慮に入れておくべきポイントがある。

この連載記事のバックナンバー
トップページへ戻る

(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。