MOCに向かう世界 ~世界レベルのコミュニティ再構築が始まった~

 インターネットの本格的な普及が始まって17年。どうやら歴史の方向性が見えてきたようだ。それはMOC(Mission Oriented Community=目的志向共同体)だ。この大きなうねりをどうとらえるかが、政治・経済・社会、さらにはメディアの課題になりつつある。

「アラブの春」はMOCの象徴

 2010年12月にチュニジアで起きた暴動を発端に、エジプト、リビア、イエメンで長期独裁政権が打倒され、「アラブの春」と呼ばれる民主化革命が広がった。この暴動やデモの連絡手段としてフェイスブックやツィッターなどのソーシャルメディアが大きく注目された。

 インターネットはグーグルの時代からフェイスブックの時代に移行しているといわれる。キーワード検索から、友人を経由する情報に人々はより親和性を感じているようだ。

 しかし、1980年代にパソコン通信を経験した人から見るとSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、BBS(電子掲示板)やSIG(スペシャルインタレストグループ)の再来がより大規模に起こったという程度の問題だ。

 要するに、関心や目的を共有する人たちは「集い合う」ことを求めるのだ。それが大きなうねりとなって、政権打倒にまで高まったのだ。

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