2012.08.16(Thu)

ITビジネスの世界では、
「先に始めること」がもっとも大切。
スピード重視だから私への提出書類は
「紙1枚、3項目以内」と決めています。

エキサイト 今川 聖

週刊現代
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 今回はインターネットのポータルサイト『エキサイト』運営会社の社長・今川聖氏(47歳)に話を聞いた。伊藤忠商事出身のIT社長が、デジタルビジネスの深層を語る。

 

ITビジネスの世界では、
「先に始めること」が
もっとも大切。
スピード重視だから
私への提出書類は
「紙1枚、3項目以内」
と決めています。
いまがわ・きよし/'64年、東京都生まれ。'88年に上智大学外国語学部卒業後、伊藤忠商事に入社。'04年、伊藤忠エレクトロニクスの社長に就任し、'09年4月に伊藤忠商事の情報通信・メディア部門メディア・ネットビジネス部長に。'12年4月、伊藤忠商事と資本関係にあるエキサイト株式会社の社長に任命される

紺屋の白袴

 実は、アナログって大事だと思っています。テレビ会議もいいけど、やはり、直接顔を見ながら話す会議のほうが、ざっくばらんな本音が聞ける。たまには、お菓子を食べながらの会議もいいですしね。

使い分け

 メールも便利ですが電話もいいものです。例えば、上司や部下が誰とどんなやりとりをしているか、電話なら声で何となくわかる。しかしメールだと、相手とやりとりするのが楽しいのか、緊張するのか何も伝わってこないから、意識的に聞かなければフォローが必要な場面で手が出せないんです。

メルマガ停止

 以前、社員へのアドバイスなどをメールで配信していたことがありました。しかし、一斉メールだと「私に向けて話している」と感じられないのか、しばらく経つと皆が斜に構えて読んでいたことがわかったんです。結局、やめて、社員と同じフロアにデスクを構え、いつでも話しかけられるようにしました。そのほうがよほどいい。

歴史を学べ

 伊藤忠商事では、入社当初、繊維機械の輸出を担当し、ヨーロッパやアフリカの企業と取り引きしていました。海外で商売をするときの注意点は・・・よく、政治や宗教の話はするな、と言われますが、私の経験上は必ずしもそうではない。相手の国の政治や宗教の話をじっくり聞くことがむしろ強い結びつきを生むと思っています。

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