ソーシャルウェブが未来を創る!
2012年08月07日(火) イケダ ハヤト

Facebookにまつわる6つの「不都合な真実」

upperline
〔photo〕Frederic Poirot

 上場を果たし、10億ユーザーの突破も間近に迫ったFacebook。隆盛を極めている一方で、その地盤は必ずしも安定的とはいえません。今回の記事では、Facebookが抱えるリスク要因、ネガティブ要因についてまとめます。

1.モバイル対応の遅れ

 CEOのマーク・ザッカーバーグ自身も「モバイル対応はFacebook最大の課題」と語っている(参考)通り、急速に広がるスマートフォンへの対応への遅れは、Facebookの主要なリスクファクターです。

 Facebookが運営を始めたのは2004年。その頃、スマートフォンは世の中に出回っていませんでした。FacebookはあくまでPCからアクセスするものとして設計され、進化してきました。言い換えれば、Facebookはここ最近普及した「スマホ」には、必然的に対応が遅れてしまうわけです。

 現に日本でも、スマホをメインターゲットにしたメッセージングサービス「LINE」が、Facebookを抜いて活発に利用されています。

 LINEは国内では既に2300万人が登録しており、アクティブユーザー数はその7割程度(参考)の1600万人前後と想定されます。Facebookの国内アクティブユーザー数は1000万人程度(参考)なので、既にLINEは大きくFacebookに水を空けてリードしている状態です。

 モバイル対応を強化すべく、今年に入り、Facebookはモバイル関連企業を続々と買収しています。10億ドルで買収された写真共有SNSの「Instagram」に始まり、顔認識技術の「Face.com」、位置情報を使ったモバイルSNSの「Glancee」、その他モバイルアプリを開発する「Spool」「Lightbox」「Karma」「Acrylic」といった数々の企業が、Facebookによって買収されていきました。

 PCは使わず、モバイル端末からのみアクセスするユーザーも急増しており(今年3月時点で8300万人、6月時点で1.02億人)、Facebookは「モバイル」の収益化とユーザー体験の向上に、ますます力を入れる必要に迫られています。

次ページ 2.偽のアカウントが8300万…
1 2 3 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事


underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ