偏差値30台からハーバードMBA合格! そして米国で最高峰の就職(その2)
~学歴・国籍・人種などで自分自身に制約をかけない生き方を

2012年08月06日(月) 田村 耕太郎

 先週に引き続き「偏差値30台からのハーバードMBA」を体現したボストン在住のベンチャー・キャピタリスト古賀洋吉さんにお話を伺う。今回はMBA生活、就活そして今後のキャリアについて。学生、若手社会人の皆さん、必読です。

---ハーバードMBAは合格してからが本番だといわれます。授業内容と勉強の大変さについてエピソード含めて教えてください。日本の大学教育と比較して何がどう、どれくらい違うのですか?

 ハーバードの成績はだいたい50%が授業での発言内容(クラス貢献)、50%が論文形式の期末テストで決まります。他校に比べて発言の重要性が非常に高いのです。そのため教授が質問すれば一斉に手が上がり、学生同士の熱い議論が始まるのですが、そうした議論をひっくり返すような鋭い発言をしなければなりません。

 期末試験では、「ケース」と呼ばれるストーリーが渡され、試験の問題文は「あなたが主人公だったらどうしますか?」といったあいまいな設問に対し、アメリカ人と同じ時間内でストーリーを読み、論文を書きます。「英語がわからないので発言できませんでした」「読み書きが遅いんです」のような言い訳は通じません。

 成績は相対評価であり、一定割合で不可がつきます。不可の数が多いと進学できない可能性がありますので語学のハンデがあると大変です。体調を壊すほどに勉強し続けても2年生に進学できない人が出るのはハーバードぐらいかもしれません。僕はなんとか2年に上がりましたが、英語もできなかったので、睡眠時間を削りながら目の開いている限りはほとんど常に勉強していました。




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田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。