経済の死角

平壌で決定的な政変が発生!ボンクラ三代目金正恩 美人妻とデートしたくて北朝鮮ナンバー2(李英鎬(朝鮮人民軍総参謀長))を
血の粛清

2012年08月02日(木) 週刊現代
週刊現代
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 4月に「朝鮮人民軍のドン」が粛清されたばかりというのに、今度は「金正恩の後見人」が粛清された。そして当の金正恩は元帥に昇進。その背後では、故・金正日総書記の妹の"愛人"が蠢いていた。

一族郎党が労働強化所へ

 7月16日、朝鮮中央通信が打電したニュースは、世界に衝撃を与えた。

「朝鮮労働党中央委員会政治局会議が15日に開かれ、組織問題が提起された。会議では、李英鎬を健康問題で、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員、政治局委員、朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長を始めとするすべての職務から解任することを決定した」

 病気を理由にしているが、若き後継者・金正恩第一書記(29歳)の「後見人」であり、北朝鮮で実質上のナンバー2だった李英鎬総参謀長(69歳)が粛清されたのは明らかだった。

 秘密のベールに包まれた「平壌奥の院」で、いったい何が起きたのか—。

 つい最近まで、金正恩第一書記の一日は、平壌の新たな"司令基地"となっている「二二号官邸」に、李英鎬総参謀長を呼びつけることから始まっていた。李英鎬は、平壌の西城区域にある人民武力部庁舎内の総参謀部から、早朝の蒼光通りを、特別仕様のベンツに揺られながら主のもとへと向かう。

 だが、「呼びつける」という表現は正確ではない。より実態に即して言えば、「お越しいただく」という方が正しかった。

 二人の関係は、周囲に部下たちが同席している際には、最高司令官と総参謀長、すなわち新たな「独裁者」である金正恩に対して、李英鎬は常に平身低頭の体で臨んでいる。

 ところが、いったん二人きりになると、まるで学校の教室にいる教師と生徒のように、その関係が様変わりするのだ。李英鎬が、

「大将様(金正恩)は、来週は○○を視察してもらいます。夜は○○の観覧をお願いします。同行者は、○○です……」

 といった具合に、矢継ぎ早に「指示」を出して行く。すると正恩は、「分かった」と答えるだけだった。まさに、実際は李英鎬政権だったのである。

 しかし、そんな"日常"に異変が起きる。7月初旬のある日、李英鎬はいつものように「二二号官邸」から「呼び出し」を受け、ベンツに乗って出頭したところを拘束された。その後、一族郎党が揃って労働強化所(強制収容所)送りとなった模様だ。

 こうして李英鎬を粛清した金正恩第一書記は、「正恩新時代」を見せつけるかのように、7月6日晩に観覧した牡丹峰楽団の公演で、二つのパフォーマンスを見せた。一つは、金正日総書記が決して行うことのなかった「夫人同伴での観覧」つまり、美人妻とのデートを実現させたことだ。夫人は清津大学教授の娘で2歳年下、金日成総合大学卒と言われる。

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