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ITトレンド・セレクト
2012年08月03日(金) 小林 雅一

無残に弾けた米国のソーシャル・バブル

〔PHOTO〕gettyimages

 米国では先週、インターネット関連企業の決算報告が相次いだ。中でも一際注目を浴びたのが、今年5月にIPO(株式公開)を果たしてから初の四半期決算となるフェイスブック。そして、これと共生する格好で急成長を遂げてきたソーシャル・ゲーム企業のジンガだ。結果から言うと、両社とも「期待外れ」というより、事前の予想通り冴えない業績に終わり、共に株価は大きく値下がりした。

 フェイスブックの株価はIPO時の公募価格から4割近く下げ、ジンガは同じく7割近く下げている。他にはネットを使った共同購入型クーポン企業、グルーポンなども公募価格を大きく下回る値動きが続いている。

 これを受け、先週末のニューヨーク・タイムズやウォールストリート・ジャーナルなど主要メディアでは「米国のソーシャル・バブルは無残に弾けた」という論調が優勢となっている。

株式時価総額と実力の乖離があらわに

 もっともフェイスブックの四半期業績はそれほど悪くなかった。確かに全体の決算では1億5,700万ドルの純損失を計上したが、その大半は上場に伴う「株式報酬費(Stock Compensation)」と呼ばれる一時的支出によるもので、広告を中心とする本業では2億9,500万ドルの黒字を達成した。これは業界アナリストらの事前予想とほぼ合致する値であったという。

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