雑誌
この憎しみに終わりはない 小沢一郎×和子夫人 「妻の復讐」あの手紙のあとで

 夫の許しがたい裏切りを知った時、一度は妻もそれを受け止めようとした。だが、その覚悟は微塵も夫に伝わらなかった。もはや夫婦関係の修復は不可能。妻の逆襲に、今度は小沢氏が怯える番である。

隠し子を引き取る覚悟

「和子さんの小沢さんへの復讐が、例の手紙の公開だけで終わるわけがないと、周りは戦々恐々としています。怖いのは、解散総選挙のタイミングです。新党を結成して選挙に臨む小沢さんですが、その直前に"第二弾"が出たら、ただでさえ少ない小沢さんの女性票は、完全に消滅します。小沢さんは終わりです」

 そう慄くのは、小沢一郎"国民の生活が第一"党代表に近い議員の一人だ。

 民主党を飛び出して新党を結成した小沢氏だが、船出は順調とは言えない。

 共同通信の世論調査(7月14日、15日実施)によれば、新党「国民の生活が第一」に対しては、「期待していない」と答えた人が81・8%。「期待している」という人はわずか16・5%で、人気がないというより、はっきりと不人気である。

 凋落の原因は、もちろん民主党離党時のゴタゴタや、それ以前の小沢氏の言動に原因があるが、一方で、直前に発覚した「離婚騒動」の悪影響も否定できない。

 小沢氏は、およそ40年も連れ添った和子夫人に三行半を突きつけられ、のみならず、恨みと怒りに満ちた直筆の手紙を満天下に晒されてしまった。

〈(地元の)岩手や日本の為になる人間ではない〉

〈国難の中で放射能が怖いと逃げたあげく、お世話になった方々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく、自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています〉

「手紙」には、小沢氏は人間のクズであると言わんばかりの怒りに満ちた言葉が綿々と綴られていた。

 実はこの手紙にも綴られていた小沢氏の"秘密"について、地元の岩手県奥州市(旧水沢市)では、驚くべき情報が流れている。

 和子夫人を中心とした、小沢氏の女性支援者の集まりだった「水和会」のメンバーだった女性の一人は、本誌の取材にこう語った。

「ここら辺でも、『和子さんから手紙が来たよ』って言う人があちらこちらでいる。だども、なんで和子さんはあんな手紙をばら撒いたのかねえ。私ら女は同情するけども、老いてから今さらこんなこと……。

 そういえば、水和会の中で聞いた話です。手紙には、小沢さんの愛人や隠し子のことがありましたよねえ。実は、和子さんはそれを知ったとき、覚悟を決めて『その愛人から子どもを引き取って私が育てる』とまで言ったそうなんです。でも、小沢さんから『そんなのダメだ』と反対され、そこから本当に関係がおかしくなったんだって。

 本当かどうかは知りませんが、周りでは『本当だと思う』ってことで話が伝わっているんです」

 小沢氏には、和子夫人と出会う前から深い関係のあった、有名料亭の若女将(当時)がいた。

 夫人の手紙によれば'02年ごろ、別の女性との間に隠し子がいることが発覚。すでにその時点で、子どもは二十歳を過ぎていたという。小沢氏はその子を元女将に預けたうえ、〈一生、毎月金銭を払う約束で養子にさせた〉とされる。

 当然、この件で夫婦間に大きな亀裂が生じたが、小沢氏は夫人を〈どうせ、お前も地位が欲しかっただけだろう〉〈お前に選挙を手つだってもらった覚えはない。何もしていないのにうぬぼれるな〉などと罵倒し、

〈あいつ(元女将)とは別れられないが、お前となら別れられるからいつでも離婚してやる〉

 と言い放ったという。

 夫人の手紙には、この暴言が小沢氏を見限る決定的なきっかけになったと記されている。ところが、それほどまで屈辱的な思いをしながら、和子夫人は気丈にも隠し子を、「小沢家の子」として引き取る覚悟までしていたというのか。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら