三冠王は講演王だった!〝金言〟連発に聴衆はヤンヤの大喝采 落合博満(前中日監督)の面白すぎる講演会に本誌、潜入ッ!
予定を1時間オーバーして3時間も直立のまま話し続けた落合氏。資料の類は何一つ持ち込まずに、毎回違う内容を語るのがオレ流だ

「最近の週刊誌でビックリしたのは、オレが『ナベツネさん(渡邉恒雄巨人軍球団会長)とメシ食った』って記事。そんなのオレ、知らないよ。あることないこと記事になるんだから」

 その第一声に、会場を埋め尽くした2500人の聴衆がドッと沸く。さすがは泣く子も黙る三冠王。ツカミは上々だ。結論から言うと、落合博満(58)の講演会は確かに面白かった---。

 中日で指揮を執った8年間で優勝4回、日本一1回という抜群の実績を誇る落合氏だが、在任中はとにかく無表情とダンマリを貫いていたのは周知の事実。ところがユニフォームを脱いだ今や、あの野村克也氏に代わる新たな〝講演王〟の座を掴みつつあるというのだ。

「落合さんは今年、講演会だけで1億円近く稼ぐはずですよ。人気と知名度が高いのは言うに及ばず、一本あたりのギャラが300万円と言われるノムさんよりは安く済むとなれば、主催者が重宝するのも当然でしょう」(スポーツ紙担当記者)

 というわけで本誌は7月16日に横浜市内のホールで行われた講演会に潜入取材を試みた。以下、落合氏の軽妙なトークを〝再生〟してみよう。

中日の次期監督はあの最年長左腕かも

「今日の会場は神奈川県ということで、神奈川出身といえばマサ(山本昌)ですね。あいつは疲れてくると、マウンドの周りをぐるぐる回って間をとる。これ、『代えてくれ』って信号なんです。なのに試合後には、新聞記者に『もっと投げたかった』とか言ってる(笑)」