2012.07.21(Sat) 岡田 真理

ボディビルダーの食生活

筆者プロフィール&コラム概要
糖分や脂肪分も綺麗な体づくりには欠かせないという・・・〔PHOTO〕gettyimages

 以前トレーニング雑誌の取材で、ボディビルの競技者に話を聞いたことがある。ボディビルの大会では、もっとも美しい肉体の持ち主は誰かを競い合う。その競技に挑む人々がどんな食生活を送っているのかは、昔から興味があった。

 私が取材したのは日本選手権でトップクラスに入るボディビルダーだ。彼の一日は、山盛りのどんぶり飯2杯と全卵8個を使ったスクランブルエッグの朝食から始まる。朝食が済んだらビタミン剤で栄養バランスを調整し、いざトレーニングへ。

 トレーニング中にはエネルギー不足にならないよう、BCAAやグルタミン、スポーツドリンクなどを摂取する。トレーニングが終わったらアミノ酸とスポーツドリンクをたっぷり飲み、ベーグル2個をペロリ。最後にプロテインも忘れない。

 昼食は再びどんぶり飯2杯に、メインは鶏の胸肉。脂肪の摂取も必要なのでミックスナッツも食べる。晩ご飯はどんぶり飯3杯に、大量の牛肉でタンパク質を摂る。除脂肪体重80kgに対し、一日に300g弱のタンパク質をしっかり計算して摂取するらしい。この食生活でバルクアップ(筋肥大)させておいて、大会前には炭水化物や脂肪の量だけを減らして体を綺麗に絞っていくそうだ。

 糖分や脂肪は徹底的に排除するかと思っていたが、どちらも綺麗な体づくりには欠かせないそうだ。糖分は、カタボリック(タンパク質が足りず、筋肉を異化させている状態のこと。つまり、筋肉が落ちている状態)から、アナボリック(タンパク質が十分にあり、筋肉が発達している状態)に早く持っていくために大事な栄養素らしい。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。