Scoop.it、Netvibes ~キュレーションで頼りになるデジタルツールたち

Scoop.it(スクープイット)HP

 昨年の東日本大震災以降、私たちは、原発と放射能の問題、消費税をはじめ政治や経済に関する問題など、答えのない多くの問いや情報に囲まれています。その中で、キュレーションという情報の取捨選択がますます強く求められるようになっています。

 同時に、ツイッターやフェイスブックの急速な浸透によって情報はますます過多になり、キュレーションの必要性はさらに増しています。

 今回は、そうしたキュレーション活動を効率的に行うための2つのツールの、小さいけれども大切な最近の変化に関して、レポートしたいと思います。

10万人のキュレーターをキュレートする「Scoop.it」

 昨年12月に拙稿「誰もが編集者になれる時代~新しいキュレーション・サービス、『Scoop.it』(スクープイット)が一般公開へ」で紹介させて頂いたスクープイット(www.scoop.it)というサービスがあります。

 2011年11月に一般公開されたばかりのこのサービスは、ユーザーが興味・情熱を持っているトピックを選び、無料で登録をしておくだけで、自動的にそのトピックやキーワードに関連する良質なコンテンツをシステム内で検索してくれます。その後は、各利用者の「目利き力」を活かして適切な投稿を選び出し、独自のオンライン・マガジンのように出版・共有できる、という特徴があります。このスクープイットは、同名の会社によって運営されています。

 2012年6月に行われた同社CEOへのインタビュー記事によると、スクープイットの現在のユニーク・ビジター数は月間約300万人に達し、アクティブにキュレーションを行っている人は10万人にまで成長しているとのことです。

●「What is The Interest Graph? Scoop.it CEO Guillaume Decugis Shares Insights(インタレスト・グラフとは? スクープイットCEO・Guillaume Decugis氏にその洞察を訊く)」 TechCocktail 2012年6月28日

 他の著名サービスに比べるとまだ地味な数かもしれませんが、ある特定のトピックに関してリサーチを行う場合は、スクープイットによって、10万人の目利きが継続的に発信し続けている精度の高い情報に触れることが可能です。まだ日本語で利用している人は少数ですが、海外情報のリサーチをする人にとっては、注目に値するサービスといえます。日本語のニュース記事のキュレーション自体はすでに可能です。

 スクープイットでは、7月上旬にリリースされた新しい機能として、今まで以上にビジュアル化した形で特定のトピックに関する投稿、キュレーター、そしてキュレーターにより編集されたページの検索、表示が可能になりました。たとえば「キュレーション(curation)」について検索をすると、400人近いキュレーターが、2万4000以上の記事を共有していることが分かります(以下の画像参照)。ぜひお試しください。

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