8割以上が中国人留学生という大学が国の補助金を食いつぶす。4割が正社員になれない大学教育の問題点

 前回にひきつづき、大学研究家の山内大地氏から話を聞いた。今回は中堅・中堅以下大学の現実について、一言でいえばそれは厳しい話の連続だった。

ーー次の問題に移ります。私もエリート教育の格差にばかり注目していました。しかし、日本の大学問題の核心はボリュームゾーンである中堅校や下位校にあるのではありませんか?そこを聞きたいです。

「一言でいえば、偏差値50の学校を出た学生たちが正社員になれない時代がきたのだと思います。一億総中流はとっくの昔に終わってます。彼らが名のある企業で正社員となり、家庭が持てて、ローンで家が買えるという時代は終わりました。大学を卒業して正社員になれる比率は6割を切っています。

偏差値40台後半の学生数の多いA大学では、正社員として就職する比率が59%。大学院に行く学生は一割もいません。4割がフリーターになったといっても過言ではありません。就活すらやろうとしない人もいます。このランクの大学では半数が推薦入試やAO入試、学力入試も二科目だけです。多いのが英語と国語という組み合わせ。英語、国語、社会だったのが社会を入れたら志願者が減るということでそうなったのです。英語と国語で偏差値が50くらいなのです。

昔は私立大学で、芸能人が裏口入学で話題になったことがありましたが、そんなことはもうありません。芸能人の合格はもう堂々と行われています。タレントというだけで技能が認められ、推薦やAO入試で一発合格となるのです。」

「中国のまともな大学にいけない学生が日本にくる」

ーーちょっと前までは中堅以下の大学は“名前をかくだけで合格”と言われたが、今は“名前をかかなくても合格”と言われると聞いたことがあります。

「夏休みに各大学が学校説明会やってます。そこで面接をやって内々定出します。いわゆる口約束です。「君は暑い中ウチに見学に来てくれたから願書を出せば合格にするよ」というような話をするのです。

今や定員割れの大学が4割です。定員を満たさないと赤字経営なので学力に関係なく定員を満たすことが目標となっています。授業についていけない子供も大量に受け入れていますので、2-3割の中退率となってしまっている大学が出ています」